カメムシの小説雑話★「じっくり感想企画」開催中

梶野カメムシ

[過去話]梶野カメムシって、誰?



 初めまして。梶野カメムシと申します。

 この度、ノリと勢いで創作論を書くことになりました。


 とはいえ、「小説の書き方」的な本は昨今たくさんあります。

 同じようなものを書いても仕方ないので、考えました。

 今作では私だけしかやってなさそうな工夫や発見、創作論を書く予定です。

 あとは、長く書く間に出くわした面白事件なんかも。

 小説のいろはを知りたい方は、他を当たった方がいいと思います。

 ある程度書いて、次のヒントが欲しくなったら、また来てください。


 さて。何から書きましょうか。

 やはり最初に語るべきは、梶野についてでしょう。

 まあ気になりますよね。「誰やねんおまえ」と。

 興味持てない相手の創作論とか、私も読む気がしません。

 ということで、今回は梶野の創作遍歴をざっくりと。

 元プロとかその手の凄い話とは、てんで無縁なのであしからずw


 梶野はおっさんです。

 氷河期世代と言えば、だいたい年齢がバレる感じです。

 兵庫生まれの兵庫住まいですが、育ちもマインドも完全に大阪人です。


 昔は図書館の虫でしたが、今は漫画を中心に読んでいます。

 作風は漫画的で、何でも読むので何でも書きます。

 一番得意なのは、やはり少年漫画系ですかね。バトル大好きです。


 はじめて小説を書いたのは、中学生の時。

 TRPGテーブルトークに誘ってくれた友人の影響で書いたリプレイが最初です。

 目から鱗でしたね。「自分で書いてもいいんだ!」って。

 処女作を読んだ友人は「いいんちゃう?」くらいの塩反応でしたけど。

 でも、それが逆に私を燃えさせたのかもしれません。


 高校に入っても、黙々と書き続けてました。

 当時書いてたのもやはりリプレイです。友人にすれば自分のキャラが主役の小説なので、内容に関係なく読んでくれるわけですよ。読者一名ですが。

 授業中に書いてて教師に見つかり、読み上げられるという漫画みたいな羞恥プレイも経験あります。


 当時はまだネットがなく、人に読んでもらう手段は限られていました。

 とにかく読者が欲しかった私は、わざわざ文芸部のある大学に入学します。同好の士なら読んでくれるだろうと。


 大学の文芸部は、奇人の巣窟でした。

 漫研派生で人数が少なく、ジャンルも闇鍋状態。

 私のような変人でも気兼ねなく好き放題やれる、最高の場所でした。

 同期も「面白ければ何でもやる」連中で、根暗オタクの私とは無縁の人種でした。

 今の梶野の人格と創作論は、間違いなくここで培われたと思います。


 当時書いてたのは、月一連載の「巨大ロボットもの」。まあ、その月刊誌自体、私が創刊者で編集者でしたけど。

 ちなみに文芸部はまだあって、本も一応続いてるようです。


 怒涛の大学生活を卒業後、小説を書く場所を失った私はネットを始めます。

 時代は就職氷河期でしたが、小説書きたい私にはむしろ好都合。

 この頃はまだ漠然と、プロを目指してた気がします。

 後に遅筆と根気のなさを克服できず、断念するわけですが。


 当時はブログすらなく、自作HPホームページが主流の時代でした。

 私もHPを作ったりしましたが、読者はさっぱり増えません。

 そこで見つけたのが、小説サイト主催の短編コンテストです。


 主催がどこかは忘れましたが、イラストから短編を書くというお題でした。

 全参加作品を読んだ上で、これは一位だと確信していましたが、結果は二位。

 それもイラストにほぼ関係ない小説に負けての二位。

 もうね。逆ギレですよ。

「ネットの読者なんて所詮この程度!」みたいな。


 若さゆえの過ちとか認めたくないですが、まさにこれです。

 素直に二位を喜んで、投稿続ければよかっただけなのに。

 まあ、今だから言えることですが。


 結局、私はウェブ小説から遠ざかります。

 カードゲーム作ったり、板遊び(これは後で説明します)に参加したり。

 文芸部OBを集めて小説会を開いたり。(今も似たようなことしてます)

 小説は一応書いていましたが、年に一作とかそんな感じ。


 そんな私ですが、思いがけず、ウェブ小説に戻ることになります。

 記録を辿れば、あれは2010年のこと。

 文芸部OBの後輩に、泣きつかれたのです。


「なろうで連載してる逆ハー小説、風呂敷広げすぎて畳めないから、どうにかして」


 ありますかね、こんな話!?

 引き受けた私も私ですが。



 少し長くなりましたので、続きます。



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