2023/03/25 チキンカツ
チキンカツを作った。
同居中の恋人が最近気に入っているのでそれなりの頻度でよく作る。スーパーで1円/g以下の鶏腿や肩肉を薄力粉に塗して、溶き卵に漬けてからパン粉で揚げるだけの簡単料理。いや、揚げ物だから簡単って言うほどではなかった。
今までは鶏肉を買ってきたら片栗粉で揚げた唐揚げを作ることが多かったのだけれど、それは骨付き肉を買ってきた時だけにしている。
片栗粉だけだから厳密には竜田揚げじゃないのか、と思うのだけれど、彼女の実家では唐揚げなのでこの家でも名称は唐揚げである。
彼女が元気な時は良いが、基本的に掃除洗濯料理は私がやる。
言葉を選ばなければ、インターネットで言うところの理解ある彼くんをやっているタイプの男である。大学卒業くらいの時からずっと。その頃は彼女もまだ働けていたのだけれど、今は少し頑張って始めたパートも満足にこなせずにいる。寛解には長そうだ。
その辺りのことを実家の親と揉めてしまうことがあるし、もう少し折衷案等もあると思うのだけれど、両親の“理解”が低いままの今では実家に戻るという選択肢はひとまず保留ということになってしまう。
なお、彼女の方の家族とは概ね良好な関係。まあ逆にそうじゃない方がおかしいわね。
共依存関係は嫌(と言ってもまあ今も似たようなものか)なので、イイヒトがいれば全然身を引くが、世の中そううまくも回らないらしい。
正しく惚れた弱みだ。これを読んでいる皆は是非に健康体のまま健康な相手と健康に過ごしてくれ。
ところで、彼女とか恋人とかいう呼び名に少し困ることがある。
同居人だと淡白過ぎるけれど、恋人というのも言葉として甘過ぎる気がして。付き合いたての時はもうちょっと甘々だったがそんな時期もとうに過ぎた。というか、割とずっとこんな感じな気がする。
いっそのこと結婚してしまえば妻と呼べるから楽なのだけれど、籍を入れているわけではない。上司なんかはもう面倒くさくて「君の奥さん」みたいな呼び方をしたりする。世間的な言い方をするなら内縁の妻という呼び名になってしまうのだろう。とは言えそれもなんか、違和感がある。
結婚しない理由はいくらでもあるけれど、何を言おうと自分の甲斐性なしに帰結するのでこの辺りの話はそんなしたくない。我ながら屑だなあ、と思う。
先日、弟も結婚してしまった。彼女の妹も結婚して子供が産まれ、ここだけ煮え切らない怠惰な関係を続けている。あまりよくないとは思いつつ。
と言うわけで日記で彼女の話をする時は、とりあえず彼女という呼び名を使うことになると思う。
自分の生活のことをあまり吐露したくないのはこの辺りの煮え切らなさのせいだ。私がもう少し馬鹿だったら良かった。またはもっとしっかりと稼げる男であれば。転職して給料もだいぶ下がってしまい、さらなる転職にも踏み出せていない。
日記3日目にして空気感がよくわからない話になってしまったけれど、こんなことも日記じゃないと書くことはないだろうし、これもまた悪いことではないのかもしれない。
ちゃんと楽しい毎日を過ごしているのでそこは安心してほしい。
今から夕飯だけれど、夕飯は(今度は本当に)簡単にラーメンにすることにした。袋麺。
チャーシューも買ってくるつもりだったが忘れたので、購入時点ではチキンカツになる運命だったはずの鶏肉を投入だ。
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