小説が書けない!(でも二次創作ならできる)
今日は自意識ビシャビシャ回の続きみたいなやつです。
ここからはもうね、腹を掻っ捌いてはらわたをぼろんと出していく(※比喩表現です)所存なので、はらわたを見たくない人はタブをそっ閉じしてください。
大丈夫ですか?
ではやっていく。
今日Twitterで、承認欲求とか関心を持たれたさに苦しんでいる人を見かけて「わかる〜〜〜」のスイッチが入ってしまった。
わかる。季節の変わり目だしね。(←これは便利なので予防線として言っています)
自分の場合は突き詰めて考えていくと承認欲求とはちょっと違いそうなのだが、まあ現象としては「他者からのリアクションが想定を下回る状態が続いたことが原因で、恐怖心から行動を起こせない」という状況に陥ってしまっている。
まあ、小説のことである。明確にいつから、というのは自分の中ではわかっているのだが、その「わたしの認識している現象」が「客観的な事実」とずれていることを自覚しているのでここでは明言しない。1年以上前にその状態になってからここまで挽回できないままズルズルときている。
思い出すと最初の1年は本当に楽しくて絶好調だったのだ。書くスピードも(わたしにしては)早かったし、別にリアクションも特に気にせず好きなものを書いていた。気にしなくてよかったのは周りが(気を使って?)褒めてくれたからだろう。ありがたいことである。
なぜこの良いスパイラルが途切れたのか、それに関してはマジでわからない。
ただ、わたしは「人のせいにすること」を自分に対して強く禁じているフシがあるので、多分わたしが何かをしたのだと思っている。単に書いたものが面白くなかったのか、日頃の態度が悪かったのか。後者だとしたらそれでも仲良くしてくれる人ばかりなので感謝が尽きない。いつもありがとうございます。
冒頭に書いたのとは逆に、最近Twitterやカクヨムの日記で「小説楽しいよ! 気軽に書こうよ!」という言葉も沢山見ている。
めちゃくちゃわかる。本当にそうだと思う。自分自身そうだったので、みんな気軽に書いたらいいと本心で思う。
でも自分にだけそれを許せない気持ちが湧くのはどうしようもないんだよね〜!!!!
なにかの小説でも書いたが、人間は気持ちの発生それ自体はコントロールできないのだと思う。コントロールできるのはその発露のみだ。
一応、普段はその発露をコントロールしているつもりなのだが、この間の自意識ビシャビシャ回(https://kakuyomu.jp/works/16817330654839846614/episodes/16817330654875063272)でも書いたように、「なんかもしかしてわたしがダメな状態なのバレてない!?」という感覚があり(妄想かもしれない)、まあせっかく日記というスタイルなのもあってちょっとずつ出してみているのであった。
そんな感じで小説が書けない状態が続いている。
書けないと言いながら、出せそうなイベントには出しているし、今年はKACまで完走している。書きたい、という気持ちは常にあるのだ。ただそれ以上に「また自分自身に過剰な期待をして、それを超えられなくて落ち込むのが怖い!」という恐怖心が前に出てしまうだけで。
幸か不幸か、わたしは基本的に自分が書いた小説が好きだ。
正直めちゃくちゃ面白いつもりで書いている。いや、めちゃくちゃまでは面白くないものもあるが、面白い方向じゃない場合でも好きな話を書いている。
なので、書けない状態で書いた作品に愛情がないわけではまったくなく、どれも好きな作品だ。各イベントの主催の方に失礼のないよう、これだけは言っておきたかった。書いてる最中も基本的に楽しいです。
ただ、公開ボタンを押したあとに、自分が好きなそれらが評価されないことが怖いだけなのである。
自分の審美眼が狂っている、というのが怖いのかもしれない。あとは、過去の自分より劣っていくのが怖いのかもしれない。
わたしのもっとも評価されている=星の多い小説は1作めの『擬態女』だ。そこからは下がっていく一方なのである。正直シンプルに悲しい。でも面白いものが書けていないならしょうがないよね……(そして自責のループに入る)。
楽しく書けないがゆえに、人のものを読むのもなかなかしんどくなっている状況がまた申し訳ない。「どうして自分はこんなふうに楽しく書けなくなってしまったんだ……」ということがノイズになって読むのすら怖くなっているのだ。重ねて申し訳なく思う。でも、せっかく読むなら楽しめるときに読むほうが失礼がないと思うので、いけそうなときに読みに行かせてください。
言語化できていないだけで他にも色んな要因があると思うのだが、とにかくずっとこの嫌な状況を抜け出せていないのである。
何がもどかしいって、自分のこの状況が異常で間違っているという自覚が強くあることなんですよ! 感じる必要もなければ正当性もない感情に振り回されて、ずっと不安で、ずっと怖くて、ずっと悲しいのだ。
よくTLで見かける話題で、創作をうんち(
わたしには創作意欲というものがないし、小説なんか書かなくても全然生きていける。実際、小説の体をなしているオリジナルの小説は(小学生の頃に書いたファンタジーもどきを除けば)『擬態女』が初めてなのである。30歳くらいまでやらずに来たんだから、当然自分にとって排泄物=出さないと死ぬようなものではない。「よし、作るぞ!」と気合を入れて、材料をかき集めてなんとか書く感じだ。
「小説を書く頭にする」という工程が実は一番むずかしい。今はそのハードルが天を衝くほどに高くなってしまっているので、なかなか書けないのである。
だから本当は、別に小説なんて書かなくていいんだろうし、評価なんかもされなくて当然なのだと思う。思うのだが、人間は一度味わった蜜の味をなかなか忘れられないものなのだ。
その点、二次創作はいい。二次創作はオリジナルを書くはるか前からやっていて、ブランクを開けては度々再開しているが、こちらも多少の承認欲求はあるにせよ、二次創作である限り所詮他人の仕事に乗っかった評価である。
わたしは常にマイナージャンルのマイナーCPにばかりハマるので、そもそも競合がほぼいない。二次創作をするモチベーションも、「読まれたい」というより「自分が読みたい」なので、最悪読まれなくても目的は達成してる(話は逸れるが、ホラーって「自分が読みたい」モチベだけだと書けないと思うんですがどうでしょうか。自分で読んでも怖くないじゃないですか)。
なのでKACなどで離脱していたが、しばらくは二次創作に戻ってゆっくりしてこようかなと思っている。
とか言いつつ面白そうな企画があればできるだけ参加したいし、恐怖と戦いながら書くんだとは思います。
その際には読んでもらえたら最高ハッピーなので、もしよければよろしくお願いします。
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