辛いものが食べたい
今日は持ち帰り仕事をやっつけたあと、新宿に映画を見に行った。
映画自体はそんなに……だったのでここでは触れないでおく。見終わったら18時前だった。この時点で今日はまだクソデカマフィンしか食べていなかったので、早めの夕飯を取ることに。
新宿でひとり飯を食べるときに2/3くらいで訪れる店がある。
サブナードの奥深くにあるラーメン屋だ。名前をAFURI辛紅という。
そう、あの柚子塩ラーメンでおなじみのAFURIである。その辛いラーメンの専門店が辛紅。ちなみに「からくれない」と読む。ちょっと恥ずかしさがあるネーミングだ。
メニューはメインの柚子辛紅らーめん、他にも辛紅つけ麺や辛紅和えそばがある。
わたしがいつも頼むのは柚子辛紅らーめん、4丁目〜6丁目の柚子抜きである。
何丁目、というのは辛さのレベルを表している。全く辛くない0辛から始まり、4丁目が「中辛」ということになっている。ここから先は追加料金が必要で、6丁目が「大辛」、一般メニューで最高の8丁目が「激辛」であり、その上に特別メニューとして「28丁目」というのがある。柚子抜きなのは単にわたしが柚子の香りがちょっと苦手なためだ。
今日は6丁目にした。
運ばれくる丼は見るからに真っ赤で、塊肉のチャーシューと卵、メンマが頭をのぞかせている。その上に白いネギが盛られ、丼の縁には辛味噌がちょんと乗っている。
だがこの辛紅らーめん、実際は見た目ほど辛くはない。やはりさすがAFURIと言おうか、ベースのスープがあっさりしていて、唐辛子も痛みに似た辛さと言うよりは、香りとしての存在感が大きいように思う。麺は山椒が練り込んである細麺だ(実際食べるとそこまで山椒の存在感は感じないのだが)。チャーシューの脂の甘みも相まって、辛みと旨味が調和した美味しいラーメンだと思う。
以前6丁目を食べたときは結構辛くて、それ以来(基本料金範囲ということもあり)4丁目にすることが多かったのだが、久々に6丁目を食べてみると、正直全然辛くなかった。いや、一般的な意味での辛さはあるのだが、「大辛」は言いすぎだと思う。
わたしの辛さ耐性がアップしたのか、店側が辛さを下げたのかはわからないが、次は8丁目にしてみようと思う。
辛いものは物心ついた頃から好きだ。
いや、幼少期にはキムチを水で洗って(やりませんでした? うちだけ?)食べていた記憶があるので「物心ついた頃」は誇張表現だが、しかしいつから食べられたのか明確な記憶はない。中学だか高校の頃には暴君ハバネロをバリバリ食っていた記憶がある。
彼氏には味覚音痴みたいなことを言ってからかわれることがあるが、心外である。
別に、辛ければ何でもいいわけではない。辛いだけで旨味がない食べ物というものもいくらでもあり、そういう食べ物に当たると、わたしはめちゃめちゃ怒る。
その代表格がペヤ◯グ獄激辛である。あれは本当に良くない。辛いだけで美味しくない。昔は新作出たときに食べたりしていたが、毎回美味しくないのでキレて買わなくなってしまった。今も新作が出ているようだが旨くなっているのだろうか。
カップ麺でよく食べるのは辛辛魚だ。これは豚骨×魚介の濃厚な激辛ラーメンで、毎年冬に発売される激辛好きの間では定番の商品である。初めて食べたときは後乗せ魚粉のあまりのパンチの強さに「辛辛魚じゃなくて辛魚魚魚魚魚じゃん!」と思ったのだが、食べるうちに慣れてすっかり好きになってしまった(ちなみに肉のハナマサで最近出た「激辛唐辛子魚粉鍋」という鍋スープが辛辛魚の辛くないバージョンといった味なので、ご興味のある方はぜひ)。
この間名古屋に行った際は、「赤から」本店を訪れた。もちろん東京にも店舗はあるのだが入る機会がなく、市販の鍋スープ(一人用もある)は好きでよく使っていた。一緒に行ってくれた友人も辛いものがいけるクチだったので、一番辛い10辛の赤から鍋を頼んだのだが、コクのある甘みと刺すような唐辛子の辛味がちょうど良く、シメのチーズリゾットまで美味しく食べることができた。
最近気に入った激辛商品はUHA味覚糖から発売されている「麻ピー 炎上案件」というピーナツのおつまみだ。
ピーナツとグリーンピースにブートジョロキアと花椒で味付けしたもので、麻(花椒のしびれ)と辣(唐辛子の辛み)を両方楽しめる。とくにグリーンピースが予想以上に美味しく、既にリピート買いをしてしまった。
まだまだ辛いものの話はいくらでもできそうなことに自分で驚いているが、だいぶ長くなったのでこの辺りにしておく。今回挙げたものはどれもお腹が痛くなったりするほどは辛くない(と思う)ので、辛いものがいける人はぜひ試していただければと思う。ちなみにわたしは過去に一度だけ、辛すぎて歩けないほどの胃痛になったことがあるがその話はまた機会があれば……。
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