第4話
入学式の次の日
天馬は1年Sクラスに入った。
Sクラスの人数は10人、AクラスとBクラス、Cクラス、Dクラスは30人となっている。
教室の中は、昨日の時点で仲良くなったのか話をしている生徒がちらほら見える。
(俺の席はどこだ?・・・)
教室のスクリーンに目を向ける。
席順は入試の成績順になっていた。
天馬は席に座る、珠々は隣の席に座って天馬の方を向く。
「今日から高校生活が始まるね」
「そうだな」
天馬と珠々が話していると
「二人ってどうゆう関係なんだ?」
といきなり声を掛けられた。
「ん? 幼馴染だけど」
と天馬は答えた。
「あ、いきなりごめん 俺の名前は
「ああ、分かった 俺は黒嶋天馬だ俺も天馬でいいよ」
「四宮珠々です よろしくお願いします」
3人で少し話しているとスピーカーから予鈴がなった。
周りの生徒たちが席に座る。
侯隆は少し離れた席に座った。
(あいつはSクラスにギリギリ入れた感じか)
天馬は机に置いてある端末の電源を入れる。
授業は端末を使用するのが当たり前になっている。
ウインドウが立ち上がってすぐに受験の合格通知と共に送られたIDカードを差し込む様に指示された。
IDカードは学校内で様々な場面で使用する事になる。
訓練室、研究室、学校内の端末を使用する時など。
金融機関と共有されているから支払い時はカードで完了するし、日本魔戦士協会で発行されるライセンスの取得時にも使用する。
国際魔戦士協会、日本魔戦士協会は魔戦士のライセンスを発行や魔戦士の様々な情報を管理する機関だ。
本玲と共に教室のドアが開く
「皆さん席に座ってください 欠席者はいないみたいですね このクラスの担任の
担任の先生は若い女性だった。
教室の中が少し浮ついた雰囲気になる。
「これから皆さんの端末に本校のカリキュラムと施設に関するガイダンスを流します。その後、選択科目の履修登録を行ってオリエンテーションを終わります。 分からない所があったらカリキュラム案内、施設案内が終わったら質問をしてください。」
美音が教卓のモニターを操作する。
「オリエンテーションはこれで終わりです。今日は校内をそれぞれ見て回って施設の場所を把握してもらいます。では私は職員室に戻ります。終礼の時間には教室に集まっていて下さいね。」
と言って美音は教室を出て行った。
「天馬、どこから行く?昼食は食堂で食べるとしてそれまでどうしよう」
「天馬、どこから行く?」
「侯隆も一緒に行くのか? 珠々と二人で回るつもりだったんだけど」
「いいじゃねーか っとこいつらも一緒でいいか?」
侯隆が2人の生徒を連れて来た。
「こいつが
「俺は黒嶋天馬だ。よろしく」
「四宮珠々です。よろしくお願いします。」
「とりあえず教室から出よう、もう誰も教室にいないぞ」
5人は慌てて教室から出て校内を回った。
入学して二日目の時点で行動を共にするメンバーが固まりつつあった。
5人で昼食を食べに食堂に向かっている途中でそれは起こった。
「四宮さん少し良いでしょうか?」
生徒会長の花音が珠々に声を掛ける。
「何でしょうか?」
「お話があるんだけれど生徒会室で昼食にしませんか?」
「分かりました。天馬も一緒でいいですか?」
「黒嶋天馬君ね、もちろん良いわよ。」
花音は笑顔で答えた。
校舎の5階の廊下、その
「どうぞ、入って下さい。」
部屋の中には3人の生徒が待っていた。
「じゃあ座りましょうか、お話は食事をしながらにしましょう」
天馬と珠々は生徒会室の中央にある長机の
「さて、お話の内容なのだけど・・・」
あとがき
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