正面衝突
白咲焰夜
〜本当は君の事好きなのに……。〜
「私の気持ちなんて知らないくせに!!
彼氏面しないで!!」
と言って、彼女は……家を出て行った。
俺が悪かったんだろうか。いいや……。
違う。恐らく、お互いの不安と不満がぶつかり合った結果……こうなったんだろう。
失敗したなぁ〜。と思うだけで……
追いかけたい気持ちが無かった。
それだけ、俺は最低な事をしたからだ。
俺だけが悪いと思ってなくてもなお…
俺が悪いんだな……と考えてしまう。
なぁ、神様……
見ているなら、助けてくれよ。
時を戻して、いつもの関係に戻してくれよ。
俺が悪かった所を全て治すからさ……。
返してくれよ……。
と呟いても……誰も返答しなかった。
俺は、乾いた笑みを浮かべながら言った。
「所詮……人生はクソゲーだったって事か……。」
と言いながら……俺は深い眠りについたのだった。
正面衝突 白咲焰夜 @sirosakienya_124
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