第4話 結婚なんてしないよ!?
「だーかーらー!結婚なんてしないって言ってるじゃないですか!」
「何でだい!?ただここに判を押すだけじゃないか!」
「嫌です!ていうかまだ私18じゃないんで結婚できません!」
(何でこんなことに)
−−−遡ること約30分前、放課後−−−
「ねえ咲希くん、ここに判を押してくれないか。」
「何故です?」
「いや実は僕、判子コレクターなのだよ!そこでだ、君の梅野という珍しい苗字にも惹かれてしまってね。だからこの紙にフルネームのサインと判子をくれないかい?」
「別にいいですけど、、、。_φ(・_・ハンコ出すんで待って下さい。ゴソゴソ、、ありましt」
「待て−−−!!判を押すなあ咲希いいいい!!」
ドンッ(咲希にタックルする)
「うわっ!って裕太くん!?なんで?って判を押すなってどういうこと?」
「ハアハア、、、咲希、その紙、、、よく見てみて、、、」
「え、、、うん、、、」
ジー
「何かないか?」
「あっなんか紙貼ってある!ペリペリ、、、あっ!これ、、、婚約届け!?、、、もしかして、、、結婚の件まだ諦めてなかったの!?」
「ああ!もちろんさ!なんせ君は、僕の運命の人だからね!運命には抗えない!さあ判を押すんだ!」
(これは逃げた方がいいよね、、、)(p_-)
(p_-)(ああ。ここは任せていけっ!)
(わかった)
「ウオラアアアアアアアアア!!タッタッタッタ」
「あっ待て!僕の運命の人!逃さないぞ!タッタッタッタ」
ーーーーーそして今に至る−−−−−
「はあっはあっはあもう走れない、、、!」
「ぼっ僕も、、、はあっはあ、、、もう無理、、、バタッ」
「えっかおるさん!?、、、取り敢えず保健室まで運ぶか、、、」
−−−−保健室−−−
「はあっ着いたあ(ベットに寝かせる)」
やっと逃げ切った!じゃあ戻るか、、、
ガシイイイイ
「え?」
「はっはっは!逃すと思ったかい!?それに、あんだけの距離で僕がへばるとでも?舐めてもらっちゃあ困るなあ!これでも、全国高校生体力テストオール全国一位だよ?」
「嘘、、、でしょ、、、」
私のかおるくんとの戦いはまだまだ続く。
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