とある吹雪の夜1人の女が玄関の前にたたずんでいました。

僕は恐る恐るその女性に話しかけました。

僕「あの〜僕の家の前で何してるんですか？」

女性「あっすみません…今どきます」女性は消えそうな声で言った。

よく見ると女性は真冬にも関わらず足元はサンダルだった。

逃げるように去ってゆく女性に僕は

僕「あのっ‼︎待ってくださいよければあったまっていきませんか？」

そう言いながら僕は女性の腕を掴んだ。

半ば強引に家へと連れ込み彼女にタオルを渡した。

しばらくの沈黙の後僕は彼女に尋ねた。

僕「何でうちの玄関の前にいたんですか？」

女性「…」

僕「あのっ‼︎」

彼女は目に涙を浮かべながら小さく呟いた。

女性「母に捨てられて…」

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