第6話

 昨晩書いた言葉は

 デジタル信号のSOSです。

 0と1と醤油差しと20分の短編映画で

 信号を送ろう「夕飯には帰ります」

 

 エモいギターと甘い声で、

 五右衛門ダンス五右衛門ダンス

 えっ、五右衛門って、幻の徳川家の?

 いや、そんな人居ないけど

 もしかして飲みすぎたね


 墨汁となり、この部屋に溶け込んだ

 この部屋はたくさんの私の声を聞いて

 私は言葉で埋まるから、

 声が出せなくなることに

 ひどく安堵している。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る