第5話

 あなたの声を知りたくて

 私はあなたの両耳を両手で覆った

 深夜のベットの中で

 喉仏に触れながら

 あなたの骨組みを知る


 あなたの心臓の音が

 とってもとっても

 ASMRみたいなのに、緊張するの


 これでもかと強く抱きしめて、

 ミイラのキャラクターが倒されるみたいに

 あなたの骨を地面に散らかしたい

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