転生したらJK幼馴染のお布団でした

野利坂乱

桜が舞う受験終わりの春

高校受験も終わりを迎え幼馴染の女の子である花奈と遊園地にお出かけする約束をした。受験終わりの春の素晴らしさを満喫しようとしていた。いや、したかったんだ。

 花奈と一緒に学校の帰り道を楽しく喋りながら、色々話した。「高校入試でさ俺1次関数解けなかったんだけど花奈は解けた?」と大輝が問いかけてみると、花奈は飲んでいたお茶を口から吹き出した。「お前そんな簡単な問題解けないってやばいよ。私と同じ高校に行くんじゃないの?内申だってあんなに頑張って上げたんでしょ?」と笑いながら言った。少し傷ついた大輝は悲しさを紛らわすように花奈を追いかけ回した。二人とも汗だくだ。追いかけ回していたせいで彼女のマンションに一瞬で着いてしまった。汗をかいてしまった彼女はシャワーを浴びるため大輝に待ってと命令した。大輝は彼女の部屋に上げてもらった。白がベースの清潔感たっぷりの壁紙そして部屋中から彼女の匂いがする置物やぬいぐるみ。それはこの世の宝と言っても過言ではなかった。彼女がシャワーを浴びている間大輝は彼女のベットを嗅いでみようとした。鼻がベットに当たったとき大輝はなぜか体を動かすことができずに上を向いていた。

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