第1話 好きなこと

  僕は僕らしく好きなことを・・・!!

あの時僕はそう思いながら授業を受けていた。

そう思いゲームのプロの世界に16歳で入った。

「16歳・・・」

高校に入り、部活や新たな学校生活に胸を踊らせワクワクしながらも緊張して心情が浮き沈み忙しい時期に好きなゲームのプロチームのオファーが来た。

そのチームの名は[TaKe18]

そのプロチームは旧メンバーが全員引退することを受けメンバー総入れ替えを決めたとの発表を見た。新メンバーはスカウト方式だと言う。他のどのチームを見てもスカウト方式は採用していなく、とても異例だった。その頃僕はキル集や声無しのプレイ映像をネットに投稿していた。まぁどうせ来ないだろうと思っていた。

そんなある日一件のDMが届いた。


初めまして。プロゲームチーム[TaKe18]の代表の青木あおき 孝明たかあきと申します。

 今回のメンバー総入れ替えを受けて、厳正な審査を行った結果あなた様をメンバーの1人として迎え入れたいとの考えに至りました。

 何かご不明な点がございましたら、このDMでお願い致します。

 どうかご検討のほどよろしくお願い致します。

なおこちらの都合上1週間以内にご返事がないようであれば無効とさせて頂きます。


とのことだった。

 ほぼ考えずとも結論はひとつだ。

僕はプロゲームの世界に入ることを決めた。

あとから聞くとメンバーのほとんどは歳も近いらしい。

僕は学校のみんなとは違うことでドキドキ・ワクワクしていた。

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