12.「怖い夢この野郎ッ、起きたら夢日記にしてカクヨムに上げてやるからなッ!!」→結果 【エッセイ】
実際に見た夢を文章化してはネット上に載せている者である。
今回は、シリーズとしては第12弾に当たるが、今までのものとはかなり毛色が違う。
何故なら――
――夢の内容はめっちゃ薄ぼんやりしか覚えていないが、その夢の中で「このクソ怖夢ッ、起きたらぜってぇ夢日記にしてネットに晒し上げてやるからな覚悟しろよッ!!」という怒りを抱いたことが何故か鮮明に記憶されているからである。
私を散々に怖がらせやがったので、どんなに薄ぼんやりでもネタにしてやらねば気が済まない。
というわけで筆を執った。
まずは、夢本体のぼんやり残っている記憶を書き出していく。
確か、和風ホラー系統の怖い夢だった。
……黒いもの、その黒の中に大きな黄色い目。
何か、禁句のようなものがあって、それを口にすると――
そういう理不尽系のホラーだったような気がする。
そしてその恐怖のさなか、夢の中の私は確かに「起きたら絶対夢日記にしてやるクソ」という怒りを覚えたのだった。
夢の中で夢を夢だと認識している、ということは私の夢では珍しいことだった。
しっかり覚えていたらいたで怖くてキレ散らかしていることと思うが、憶えていなかったらいなかったでムカついてキレ散らかすという。
怖い目に遭わされたのに犯人の顔を覚えていられなかった、みたいな気持ちだ。
理不尽系ホラーは大嫌いだ。この薄ぼんやりと恐怖と怒りを記憶させられている状態と言うのも何だか腹が立つ。この野郎。
そういうわけでこのようにして、この覚えていられなかった怖い夢の野郎をなろうに上げてやる、という次第だ。
すごく怖かったこと自体は鮮明なので、それをネタにできないと怖さの分だけ損した気分でムカつく、というこの気持ち、伝わるだろうか。
次に記憶に残る夢は、もっとハピネスでネコチャンがきゃっきゃ、みたいなやつにしてくれ。
間違っても、私が小さい頃から「怖い」と感じさせられる黒い何かが襲い来る、理不尽で不気味なホラーテイストはお出しするなよろしく頼む。
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