望月少年の高校生活
@straychildcat
第1話 高校入試
「やったぁ!!合格した。」
地元の高校を受験せずに県外の高校を受験し、3月の初旬の今日、合格発表があった。そこには受験番号の1242が書かれていた。
僕の名前は望月翔。晴れて高校生になる。
身長は175cmで痩せ型、よくアルファベットのIに似てると言われる。そして自動ドアは反応しない事が多々ある。。。
県外の高校を受けたのは地元の雰囲気がとても嫌だったから。地元はヤンキー、地権者の子供がカーストトップを独占し、支配する閉鎖的な地域だった。中学生の時に一人に目をつけられ、3年間いたずらされたり、噂を流されたりと散々だった。
4月から通う南陽高校は地元中学からの進学は多くなく、県内、県外から広く生徒が通う学校である。ちなみにこの高校を知ったのは母親からであった。
「なんか、面白い高校が県外にあるから受けてみたら?」
そこから文化祭と学校見学と色々行ってみて県外推薦枠の学内選考を通過し、今日はれて南陽高校の生徒になる。
ちなみに今の中学校からの進学は一人もいない。つまり、自分を知っている人は一人もいない。
「誰も知っている人がいない高校で友達できるかなぁ。。。」
合格して徒歩で帰宅する時にそんなことを思っていた。
高校は電車、自転車で1時間ほど掛かる。つまり、部活をしてしまうと朝晩大変になってしまう。
「部活はできないし、委員会も入りたくないし、どうしよう。。。」
まだ、高校入学まで一ヶ月もあるのにそんなことばかり考えていた。
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