各作品のオマージュ オタクに優しい一文字隼人

 本作には、ロボット刑事「K」も登場する。

 

 といっても、ショッカー首領であるアイが動けないスパコンのため、外部観測用AI搭載ロボットという位置づけらしいが。

 

 CVは、松坂桃李氏。

 てっきり宮野真守氏かなと思ったが、あんなユーモラスな声も出せるのか松阪氏。


 蜂女の正体も、ショッカーの手で死んでしまったキャラのオマージュだという。



 本作のよさは、なんといっても一文字隼人の存在感。


 ジャーナリストから改造人間になったという設定で、敵として現れる。


 

「変身!」というのも彼だし、変身ポーズも最初に決める。


「空中戦なら周囲を破壊しないとか考えたねー。いいねー」


 というセリフを吐きながら、戦闘では本郷の実力を認め、全力での戦いを欲する。

 ショッカーの保護下に身を置きつつ、自我は保っている感じ。



 2005年版でアグルの人が演じた「ザ・ファースト」の二号とは違ったチャラさを披露してくれる。


 本郷が

「他人を思いやりすぎるがゆえに、孤独になった人」

 なのに対し、一文字は

「個人を思いやるが故に、孤独を好む」

 といったポジションである。


「オタクに優しいギャル」みたいな性格だ。

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