アクションがグロい! ライダーキックが熱い!

 全体的に思ったのが、アクションがめちゃグロいのだ。


 戦闘員と戦うたびに、血がブシャーと飛び散る。


 特に、サソリ女と公安との戦いは顕著だ。


 長澤まさみ氏演じるサソリ女が、

「エクスタシー!」

 と、ジミー大西みたいな発言をしながら大量虐殺を始める。


 なんというか、改造人間と戦う恐怖を、まざまざと表現していた。

 


 個人的にすばらしかったのは、ライダーキックの描写かなと。


 今回のライダーキックは、圧力が強い。

 風力というか、外界のプラーナを吸収して戦うという設定なので、単なる風力のみで戦っていたTVシリーズからさらに一歩進んでいる。


(といってもTVシリーズも、太ももかスネにある原子炉を、ベルトを介して起動しているとかいう、極めてヤバイ設定だが)


 同じリメイク版である「ザ・ファースト」では、どうしても「吊るしている感」が凄まじかった。


 本作はCGの技術が上がったからか、スピード感と落下の「ドン!」というインパクトがある。


 コウモリ怪人戦での「サイクロンが変形して高度を上げてからのキック」は必見だ。


 この重いキックを、二〇〇五年に公開された「ザ・ファースト」にほしかった。

 だとしたら、もっと評価は違っていたに違いない。

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