書いたことのないもの(23年4月20日)

2023年4月20日(木)

晴れ時々曇り


 花粉のピークが過ぎたというニュースを見て、うれしくなり筆を執っている。花粉シーズン、皆様本当にお疲れ様でした。来年も花粉をサバイブしていきましょう。今年買った花粉症薬は、来年もまだ使用期限内のはずです。


 たまには創作の話をする。


 私は自分が書きたい小説は自分が本当に書きたいものを突き詰めて書いていくという感じで、1万字を書くのに2年とかかけてしまうこともあり、かなりの寡作気質です。

 公募や評価についてもそれほど興味はなく、本当に「自分が書くために書く」という感じでやっていたので、文芸創作のコミュニティというか、界隈との交流をほとんどやってこなかったんですね。


 そういう「自分のための創作」を本当に20年以上続けていたのですが(女子高生なので生まれる前からやってる計算になるのですが)、さすがに書いてなさすぎるなと思い、カクヨムのお題投稿系の自主企画に参加してみようと思い立ったのが去年のことです。


 お題投稿は本当にありがたく、書くためのきっかけを「お膳立て」してくれているように感じています。ただそれ故に「自分の創作だ」という感覚がとても薄いです。

 もちろん自著という意識はあるのですが「言うてもこれ書くための道筋は作ってもらったから完全自作というにはちょっと手を借りすぎたなあ」みたいな気持ちがある。

 しかしだからこそ「自分が書きたいもの・書けるもの」とは少し違う「書けそうなもの・書いたことのないもの」というもう一歩広がった世界を創作できているような気がします。全くこだわらずに書けるので、すごく気が楽というのも良いです。

 お題投稿はいろんな人が同じ題目で作品を書くということもあり、ちょっとした仲間意識みたいなものを感じるので、そういった意味でも世界が広がった感じがあります。

 カクヨム投稿から本を出すという人も近辺で見かけ、なるほど人によってはすごく夢のある話だなあ、なんて思ったりもします。


 それでいま調子にのって「書いたことのないもの」を書いており、絶賛企画の締切にあえいでいるところです。残りは8000字ほど……。

 現時点の企画への他の方の投稿作で素材被りはなさそうなので、ちょっとでも差別化できたらいいなあと思ったりもします。

 賞レースではないですが、全作講評のある企画なので、少しでもいい評価になるといいな、なんて欲も出ますね。

 書けたらぜひ読んでいただければと思います。


 書けたらね。

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