吉野家はカレー屋(23年4月4日)

2023年4月4日(火)

曇り


 暑いような、寒いような。寒いような、暑いような。サウナなら何か整うのかも知れませんが、気温の寒暖差は体調が整わないの参りますね。理屈が合わない。整ってくれ。

 あとヒノキ花粉、本気を出してくるな。優勝候補の驕った県予選くらいの心持ちで取り組んでいただき、そのまま敗退して頂きたい。花粉甲子園春選抜。


 花粉症で体調が悪いと、自分の食べたいものが分からなくなってきます。本当は体調が悪くないときも自分の食べたいものが分からなくなりますが、今の時期は花粉のせいにしています。

 自分の優柔不断さを花粉の霞に隠して貰っているわけです。


 私の活動範囲は福岡の博多駅周辺で、普段からいろいろな食事をするわけですが、このところの博多駅は人間が多い。前から人間って多いな〜と思っていましたが、多分、人間が増えたんだと思います。生き物なので。

 結果として、増えた人間は飲食店の座席の奪い合いを始めます。


 私は増えすぎた人間を減らすことを目的とした魔王ではないので、その苛烈なイス取りゲームに参加するのですが、概ね、早々に諦めて空いている店を探しがちです。

 ですが今日はカレーの気分でした。いかにもチェーン店の、おいしいけれど決して一番にはならない、そんなカレーを流し込みたい。


 そんなカレーが食べたい時はどうする?

 吉野家にいきます。


 私は米派の人間ではないので牛丼に対して熱い思いがなく、二年に一度くらいしか吉野家に行かないのですが、その貴重な吉野家訪問で牛丼を食べることはしません。一目散、食い気味でカレーを注文します。


 吉野家のカレーの良いところは、牛丼のアタマをそのままカレーに乗っけているところです。牛肉がたくさん入っていてうれしい。最近カレー自体がリニューアルしたらしいんですが、二年に一度くらいしか行かないので、食べた感想としては「吉野家のカレーだなあ」でした。こくがあって辛すぎることもなく、スパイスの味わいも死んでない。

 ちょうどいい。ちょうどいいカレーがいい。


 吉野家はすごいです。博多駅の近くには吉野家が二軒ありますが、お昼時はいつも満席です。行列もできます。普段はイス取りゲームに敗走しているわけですが、今日は二年に一度の吉野家カレー期だったので、行列に並んでまでカレーを食べました。からあげもつけちゃう。


 完全に食べ過ぎでしたが、全て花粉のせいにしました。

 花粉甲子園で負けた食いしん坊球児が、私の中に確かにいた。

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