創作に役立たない、「映画の感想」 その3(2023.3.27~

椎名富比路@ツクールゲーム原案コン大賞

『シン・仮面ライダー』 オタクに優しい一文字隼人

 改造を受けた男が、仮面ライダーになるまで。


 緑川ルリ子は本郷猛を連れ出し、敵の追手から逃れた。

 だが、本郷を改造した父は殺害されて、自身にも危機が及ぶ。


 そこに本郷が登場。

 自らを仮面ライダーとなのり、ライダーキックで敵の怪人を撃破する。


 身の安全確保のため、本郷たちは政府の公安公認のアンチショッカー同盟への加入。


 ショッカーの事実上トップである、ルリ子の兄を止めに向かう。

 

「WBC決勝なら、人おらんやろ」

 と思って、その時間に予約して視聴。

 案の定、客は二〇人に満たなかった。


 緑川ルリ子が本郷を描写するとき、「コミュ障」が含まれてるのがちょっとおもしろかった。


 表向きは「AIに統制された幸福」を目指す組織、ショッカー。

 だが、その実は選民思想の強い組織である。

 日本人がAIと観測者「K」を使って、設立した組織だ。


 このKが、名前からして「ロボット刑事」っぽい。

 声が宮野真守氏っぽいクセつよ発音だったが、松坂桃李氏。


 怪人は「オーグメント」と呼ばれている。

 英語で「拡張」とかいう意味だ。


 他にも長澤まさみ氏が、シリアルキラーなサソリ怪人として登場。

 

 驚いたのは、竹野内豊氏と斎藤工氏の続投。


 斎藤氏はウルトラマンを演じていたから、もしかしてシン仮面ライダーバースにおける「ゾーフィ」ポジかなとドキドキした。


 だが、実際は別名を名乗る。

「ああ、そっちポジなのね」と、二重の驚き。


 ちなみにサイクロン号が自走して本郷たちについていくシーンがある。

「これはバトルホッパーみたいで面白い」

 と思ったが、スターウォーズ考察系YouTuber「ホッカイロレン」さんの動画


【ド素人が「シン・仮面ライダー」を観た感想www】


 によると

「アレはホンダの技術」

 とのこと。


【倒れないバイク ホンダが新技術】

 

 という、「日本経済新聞」が五年前に取材した動画で、その存在が確認できる。


「倒れないのが素晴らしいのだ!」と、ホッカイロレンさんは力説してくださっている。



 本作のよさは、なんといっても一文字隼人の存在感よ。

「空中戦なら周囲を破壊しないとか考えたねー。いいねー」

 みたいな、2005年版でアグルの人が演じた「ザ・ファースト」の二号とは違ったチャラさを披露してくれる。

 一文字は

「個人を思いやるが故に、孤独を好む」

 といったポジションである。

「オタクに優しいギャル」みたいな性格だ。



 シンライダーは語り尽くすと長時間になるので、別のエッセイを上げてネタバレ全開で書いていこうかと思う。

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