よろしく聖バイいたします

ハメリュ

第1話

デブのババァは言った。

「早く乗せてよぉ。」

プリウスの扉を開けようとしていたが、俺はロックをかけていた。

車を、ゆっくり走らせ、後ろの緑のワンピースを着た化け物をバックミラーで確認しながら、車の波に乗った俺は、安堵に胸を撫で下ろした。

「あー、酷かった…」

出会い系サイトで、待ち合わせした、その女は、サイトのメールでは、細身のグラマーに設定されていた。

まさか、あんなにデブだとは…。

ぽっちゃりとデブの境目が、何処なのかと聞かれたら、多分皆、絶対あの女はデブだと言うだろう。

そんな事を思いながら、また俺は次の女の検索を始めていた。

今日大久保駅で会える方と、紺のワンピースの熟女が遠くに映っている写真だ。

携帯を親指と人差し指で最大に広げても顔はいまいちはっきり見えなかった。

まぁ、顔は次でスタイルは抜群に良かった。

俺は、(これから、お会いしたいです。

今日はお休みで時間があります。)メールはテンプレートで、送れるメールにして、様子をみる事にした。

直ぐに返信は来た。

(私も、お休みです。直ぐに行けます。)

返信がきた。

俺は、多分ワンピースに弱いのかもしれないと自分で考えながら、スカートの中に入ってみたいって欲望はあった。

しゃがんで入って上を見上げて、出来るのならば、一緒にそのまま歩いて欲しい。

なるべく大股で、それもパンティーは白がいい!

そんな事を思っていたら、返信がきた。

「新大久保駅のREMBRANDT CABINの前で待ってます。」

俺は、その場所をそっこー調べた。




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