あとがき
皆様の貴重なお時間を拙作に費やして頂き、誠にありがとうございます!
こちら、長編第3作目になります。
カクヨム始めて――というより、執筆始めてはや3年。
もともと小説を作る! と決めたのは憧れの作家、小林泰三先生の訃報が切っ掛けです。
この辺の経緯は――
「私が小林泰三先生の講演会に行った時の思い出」というエッセイにしたためてます(ご興味があれば覗いて下さい)
https://kakuyomu.jp/works/16817139556223954557
小説で購入するのは、ほぼホラー。
ホラーばかり読んで、ホラーを作るぞと意気込んでみたものの、どうやら自分はギャグの方がいいらしいと気付き? 作るのはコメディばかり。
ですが、原点に戻り、やはりホラーを作るぞと。
カクヨムでやり残したことは長編ホラーの連載です。
日本ホラー小説大賞マニアの私が執筆の際に心の支えにしたのは、貴志先生の講評――
――粗削りでもいいから、見たことがない世界を読ませてほしい――
この言葉を胸に流行、テンプレ関係なく自分にしか描けないものを目指しました。
この物語にはキャッチなキャラも、怪異と対決する能力者もいませんし、そういったことは一切起きません。さらに内部監査というマニアックな仕事が描かれていきます。
私が本当に怖いな~と思うのは――「仕組み」です。
仕組みは完璧であればあるほど怖いもの。
どんなに間違っていても変えることができない。
悪い仕組みを受け入れることが「変わる」ということ。
まさに、現実社会と地続きの恐怖。
これを描くことに決めました。
参考にしたのは、映画「ニューオーダー」です。
この小説のテーマは「保証」です。
見えているのに。
見えないからこそ。
問題ないってどういうことなんだろう――
これをとことんまで突き詰めてみました。
最後に、ここまでお読み頂けた方への感謝を込めて。
この物語は約12万文字です。これは、文庫本一冊と変わらない分量です。何万もの作品のなかで、名もなき作者の小説を最後まで読んで頂いたこと自体が奇跡です。
応援コメントを頂けた方
素敵なレビューを投稿して頂いた方
フォロー、★、頂いた方
全ての方に感謝を込めて。
2024年1月20日 小林勤務
異民監査【本編完結済】 小林勤務 @kobayashikinmu
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