今日も泣いた君が心をくれたから
何泣いてるの?
俺は前で泣いてる彼女の泣いてる様を見て、そう疑問を抱いた。
泣いてばかりでこっちの話を全然聞いてくれないし、涙でメイクも落ちかけてしまっている。
どうにか泣き止ませようと心が落ち着くような話や、この日どこどこ行こ?の様な予定の話をしてみた。
次第に泣き止んでくれたのを見て、俺は安心した。
君にはいつだって感謝してるんだ、俺はいつも薄情で人が苦しみ悲しんでるのを見ても全然なんとも思わない。
でも君が辛そうにしたり悲しんで涙を流してるのを見ると、俺は助けずにはいられなくなる。
君だけが俺に心を与えてくれる。
君には愛情がある。この手の器に収まらない程にまで愛が溢れてるんだ。
だから君が辛い思いをしている時、話を聞いたげたり安心させてあげたりしたくなる。
君の涙を見るのは辛いが、涙を見た時に俺は君からの心を貰う。
泣いた数だけ俺の心は温まってくるんだ。
今日も泣いた君が俺に心をくれたから、俺には君が必要だと思わせるんだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます