最強ハムスター、乙女ゲームの世界に舞い降りた。

リャア

全ての始まり

Prologue

 カチカチ、カチカチ。


 俺は目の前のパソコンのキーボードを叩く。

 俺の名前は健太小太郎(けんた・こたろう)。健太でも、小太郎でも呼んでくれ。俺は誰と話していただろうか?

 俺は25才で、無職。。。何時もゲームしている。はぁぁ、何でこうなるんだろう?


 今、俺はゲームをしている。何のゲームだって?様々だよ。MMORPGとか、FPSとか、RTSとか、乙女ゲームもプレイしてるよ。

 じゃあ、話を戻すけど。今、俺は超有名作な乙女ゲームをプレイしてる。名前はアルトリア・トリニテイ。このゲームは様々なゲームプレイを体験出来る。キャラを育て、世界を体験し、ペットを捕まえて、強い敵と戦って。まぁ、様々な事を体験出来るよ。


 正直、今俺は割と不満を持っている。そう、そうだよ。何に不満を持っているのかと?ペットシステムだよ。こいつはマジでわからない。ペットを捕まえて、戦う相棒として役割を持っている。だけど、こいつは超弱いんだ。


 只今、俺は超レアなペットをもらった。ペットの名前はフシギなハムスター。戦いの中に連れてみたら。。。何しなかった!何もだよ!ペットの情報を見たら。このフシギなハムスターは何かを待っている。何かをもらわない限り、本当の力を出せる事が出来ない。


 あっ、フシギなハムスターがレベル最大にした。

 ぴろ!

 何かが画面に出てくる。


 フシギなハムスターの本当の力を解放する?イェス?ノ?


 これだよ!これを待っていた!ふむ。。。だけど、これはこれまでにない展開だな。

まぁ、大丈夫だろ。イェスっと。


 本当の力を解放するには大事なモノをもらわないといけない。再確認します、イェス?ノ?


 大事な物?このゲームの中で大事な物は一杯あるけど。。。まぁぁ、大丈夫だろ。

イェスをぽっちっと。


 確認をもらい、アルトリアシステムを起動します。


 まぁ、何だか分からないけど。フシギなハムスターを見てみる。


「。。。」


 何も変わらないけど!

「ああああああ、クソだな。あああああああああああああああ、クソゲだわ」


 はぁぁぁ、気分展開するか。。。


 コンビニによろ。


 俺は家を出て、コンビニに向かう。

「あっ、パソコンをオフにするの忘れたな」

「まぁいっか」


 コンビニの中に入る。何時ものエネドリを取って、レジに向かう。


「お客様、230円になります」

「はい、これで」

「はい、確かに承りますた」


 コンビニの外に出てみる時に、突然っとそれが起きた。


「お金をだせ!」

「何もするな!」


 何このおじいさん、俺もおじいさんだけどな。強盗でもするき?

 俺はすぐ後ろに下がる。

 これは、何もしない方が良いかもな。


「金をだせと言ったろ!」


 レジに居る職員の女の子がレジから金を取り出す。

 このコンビニに居るお客さんは俺一人じゃない。一人のお客さんが携帯を取り出す。多分、警察でも呼びたいだろうな。


「何もするなっと言ったろが!」


 強盗するおじいさんが、その客に迫って来る。彼の手にはナイフが握られている。これはヤバいな。。。


 とっさに、俺の体が動いた。おじいさんの横をキックした。

 俺。。。こんな時に何をしている?でも、俺は動かないと、あのお客さんには。。。

 まぁいっか。


「てねぇ!」


 あっ、これはヤバいかも。ナイフが俺に迫ってくる。これは避けられないな。その結果、あのおじいさんのナイフは俺のお腹に刺さった。

 遠くから悲鳴が聞こえた。


「っち、俺は悪くないからな!」


 そのおじいさんはその言葉を捨てた後に、彼はコンビニから逃げた。


「あなた!大丈夫?」

「待ってください。今、救急車を呼んでいます」


 言葉は遠く聞こえる。あぁ、俺は長く持たないかもな。血が俺の腹から流れて床にドロドロと落ちた。


「あなた!気を確かに!」


 あぁ、走馬灯が。俺はあのゲームをまだ終わらせていない。それに、俺はまだ。。。

 サイレンが聞こえてくる。もう遅いよ。。。


「救急車が到着したよ!」

「早く!彼が!」


「大丈夫です。。。俺は。。」

「何が大丈夫よ」

「早く彼を病院に」


 あぁぁ、短い人生だったな。。。何も果たされない人生だけど。最後に、俺は立派な事をしたかな。あぁ、意識が遠くなってくる。そこで、俺の意識が途切れた。


ーーー

 現場が家に戻る。

 パソコンの画面が光ってくる。


 大事なモノを確認。ニゥウゲーム+が始まる。

 良い人生を健太小太郎様。

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