7月3日 香味だれ湯葉丼
陽射しはあるが、空は鈍色。
Twitterは今日も阿鼻叫喚である。
昨夜は異常に眠りが浅く、一時間おきに目が覚めた。その度に汗だくになっていた。冷房は付いているのに。夢を見た気はするが、断片的な記憶しかない。確か、小学校の同級生男子が出てきたはずである。当時のままの姿で。卒業以来、会っていないものだから。
絶対同窓会するね!と言って別れた彼ら。でもそんなことを言っていたのは私を含めた中学受験組ばかりで、そのことは頭の片隅にはあれど、結局誰も、何もしないままこんなに時が過ぎてしまった。中学も、高校も、そこでの生活が始まってしまえば目の前のことで精一杯だった。真面目に連絡先を集めた訳でもなかった。結構懐いていた六年生の担任とは年賀状のやり取りだけ続いていたけれど、私の引っ越しだか喪中だかで止めてしまった。
後悔が無いわけではない。こんな時代だから、検索すれば近況を知れるかもしれない。まだ繋がりのある友人を辿っていけば意外と集まるのかもしれない。しかしあまりにも知らない時間が長過ぎて、それをするのも怖くなる。母を通じて聞こえてきたが、一人は中東の異国へ嫁いでいったという。きっと彼女が一番遠い。
そんなことを考えてしまうのも、今、インターネットで繋がっただけの関係が、その交流が、呆気なく消えるものだと実感させられているからだろう。薄々わかっていたはずだが、この出来事があまりにも急で、戸惑いと寂しさを消化できずにいる。どうかまだ、壊れないで。
さて、体調は昨日よりほんの少しマシ、という程度。期限の短いミールキットが届いたので使わねばならない。香味だれ湯葉丼、である。ありがたいことに、火を一切使わない。
水で戻した海藻ミックス(と、夫のみ赤タマネギ)にナムルだれを揉み込んでおいて、温かいごはんの上に千切りのキュウリ・ニンジン・大根を乗せ、和えておいたナムル、湯葉を盛る。砕いたカシューナッツを散らし、中心に大葉。全体に合わせ香味だれをかけて出来上がりである。
この香味だれが、ニンニク・生姜にメープルシロップとゴマ油、醤油を混ぜたもので、なるほどそりゃあ美味しいよな、となる。生野菜はシャキシャキとして、カシューナッツの食感と風味、爽やかな大葉と、華やかな味わい。調理はシンプルなのだが食べ飽きないし、食材の組み合わせが面白く、自分では思いつかないメニューである。
野菜もしっかり取れて、大変ちょうど良かった。
体調も世の中も、穏やかになってほしいものである。
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