あすぱら あすぱら画集 2015-2023
『いつか、君の涙は光となる』(春田モカ、スターツ出版)
『魔女の娘』(冬月いろり、KADOKAWA メディアワークス文庫)
カクヨム甲子園2021のメインビジュアル
など。
この本はAmazonで「画集」と相当大雑把な括りで検索していて見つけたものです。水路の通る町並みの、ある店の前の橋に座り、新聞を読んでいる女の子、という表紙の絵に惹かれました。
私は基本、ジャケ買いです。どんなに面白そうな本でも表紙が受け入れがたかったらよほどでないと買いません。
描かれた女性たちの、澄ました顔をしていて、それでいて不思議な吸引力のある表情。感情の現れた顔、例えば笑顔って魅力的なのだから、でも、イラストレーター様は、その方程式に従いたくないのだろうか、もっと難しい表情で、それでいて魅力的に。その謎めいた顔つきを(それを描けるのがすごいんだと思います)、不意と見た男子が、眠られぬ夜を過ごすように……。そんな気のおけない女性たち。
そこに風景が加味されると、見えてる場所でないところまで自然と想像してしまうような、世界の広がりを思わせるのです。あすぱらさんの描写力。
2017年ごろのいつからか作風がガラリと変わったようで(正確に調べたわけではない)、いきなり何段階も飛び抜けたように魅力的な絵になってるように思います。自分独自の描き方、を発見されたのでしょうか?
(推しの絵)
p144
168 2021.08
カバーイラスト『マーケターのように生きろ––「あなたが必要だ」と言われ続ける人の思考と行動』(井上大輔、東洋経済新報社)
ちょっと強気な目をした、芯を感じさせる、静かな強さを見せる女性の半身像。
この画集での推しはたくさんあるのですが、この絵はあすぱらさんとの出会いでありました。本屋に行ってつらりと商品を見ているとこの表紙の絵にぶつかったのです。「欲しい!」と思いました。
実はこのイラストがあすぱらさんのものとは知らず、そしてあすぱらさんのことも今回画集を買って知ったんですが、その中にこの絵があってびっくりしました。
その絵に惹かれて、また、画集の表紙に惹かれたこと。
惹かれる関係って、なにか根みたいなものがある。惹くものにも(これは創作者の方なら当然ですね)、惹かれるものにも、と思いました。
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