3/14(木)「あなたには絶対あげない」

「橋場って家庭部だったよな。友チョコ配ってるの?えー、俺にもちょうだい」

僕の持つチョコにサッカー部の隼人が食いついた。

「冬くん、部活帰りでお腹すいてるの?わけてあげよーか?」

「岬、ありがとー!」

僕は横目に通りすぎる。

僕は友チョコのつもりで作ってない。

だからあなたには絶対あげない。


【あとがき】

本命チョコだからね。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る