3/8(金)「裏切り」
わが敬愛する主君に、毒杯を贈る。
王位継承権の低い妾の子。しかし劣悪な最前線に送られても兵を鼓舞し国を守った英雄
兄皇子の命により、一族の命を盾に命じられた
震える手で盃の毒味を申し出る。
だが、ひょいと盃を取り上げられ主君は飲み干した。
「主様…」
「この毒は私が耐性あるものだろ?」
【あとがき】
必ず毒杯を渡さないといけない、けれども主に害は及ぼしたくないってことで、自分が先に飲んで倒れることで危機をつたえようとしたけれど、最近様子のおかしい愛しい配下の考えることはお見通しだって先手をうちます。
また、配下は万が一主が飲んでも死なないように、主に耐性がある毒を選んでいます。
これで、一族のために毒を盛る(裏切る)ことはしつつ、主には絶対に死んでほしくないという自身の望みを叶えようとします。
もちろん、毒で死んでも盛った事実があれば第一皇子の命には従ったことになるなと思っていました。
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