6/21(水)「祈り」
神に祈りを捧げる青年がいる。
その荘厳な光景に息を飲む。
「依頼の方ですか」
祈りを終えたのか穏やかな笑みを浮かべてこちらに振り向いた。
「…なんでも始末する殺し屋だと聞いたが…意外だな」
「私のお仕えする神は供物がお好きですから。それに我が神は下等な生物の生死に興味はありませんよ」
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