僕は目玉焼きにケチャップ、彼はしょうゆを少し垂らす。

泊まってくれた日の朝は、動けない僕の代わりに作ってくれる彼の目玉焼きが好きだった。

夜の別れではない朝を迎えたあの日常が好きだった…のに。

「もう、食べられない…なんて」

君の作った目玉焼きが恋しい。

「あー今卵高いから我慢して」

【あとがき】

　書ききれなかったのは、彼らはもうすでに一緒に住んでいて、目玉焼き食べたい～って駄々こねているのを、いや今まじで高いからまた安くなったらな、って生活感バリバリ出している攻めくんです。

あと、朝ごはんを一緒に食べるって、なんだか親密ですきです。

　2023年の4月段階では卵が高騰していたので、時事ネタを入れてみました！

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