3/29(水)「アスパラ」
「アスパラガスのベーコン焼き」
「……」
「ホワイトアスパラのソテー」
「……」
「アスパラガスの春菊あえ」
「なぁ、悪かった」
「…何が?」
「ちょっとお前のも食べたからって怒るなよ」
「アスパラガスのグリル」
食べ物の恨みは怖いと言うが、無言で積まれていく缶詰も怖かった。
ごめんて。
【おまけ】
実は一瞬考えて、やめて上のパターンにしました。
「アスパラガスのベーコン焼き……食べたい……」
「……どうぞ?」
「ちが、違うんだ!!本当にアスパラガス好きなんだけど、食べたら大変な事になるんだ!!」
「お、おう?」
「遺伝というか、体質的に……その……お手洗いが……臭くなる…」
「た、大変だな…」
「うん……」
彼をポンと慰めた。
※アスパラガス酸というアスパラガスを食べたあとの臭いが強烈に感じるものが生成されるようです。
こちら、匂いが気になる人ならない人にも差があるようですね。
いつも5分チャレンジをお昼にしているので、流して良いものかな……って上のやつにしていました。
もう一つ、とある隠喩とお聞きしたので、下のをつくってみました。
【おまけ2】
ギリシャから来た美貌の留学生が、日本での世話を任されている僕にとても懐いている。
なんだか距離が近い気がするけど、気のせいかな?
「君、アスパラが好きなの?」
「うん。大きいのが特にね」
「へぇ、…いいね」
巻き毛の彼が微笑む。
「根本から」
「うん」
「がぶりと噛みちぎるのが」
「おぅ!?」
巻き毛の彼はこのあと前屈みになってちょっと距離取りながらもアピール頑張るよ……。
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