第7話幻想の街『イリュジオン』
「あの、ここって何処ですか…?」
「あ、やっと気付いた感じ?」
「ええ、今気付きましたここは見た事ないところです…何だか日本じゃないような…」
なんて言うんだろうか…日本であって日本じゃないって感じがあってるかもしれん…こう言葉にはしにくいが、雰囲気かな…?そうあやふやな感じだが日本ではないとそう言える。
「その勘はいいね、そう今私達が居るのは日本じゃない、龍くんが何か考え事をしている時に、今居る場所と日本との境目を超えたのよ、魔法で今居る世界と元いた世界を分離してるの。
魔法って便利でね、それでまあ今私達が居る世界の名前が『イルズィオーン』って名前よ、まあもっと詳しい話は入学して学べるわ」
なるほど…俺は気付かぬうちにこのイルズィオーンに入っていたわけだ…そして多分これは自力じゃ見つけられないんじゃないかな…? ただの俺の勘だから確証は無いのが悲しいが…
「あ、それでその俺って何を学べるんですかね?
学べる事については聞いてなかったような気がしますので聞いてたらすみません」
「あ、いや多分今聞かれてないと思うわ、うーん、そうだね、まず私としてはとても嫌なのだけど…女を落とす方法や…人の殺し方、拷問尋問のやり方や、魔法の勉強そして他種族に着いてね。
あとは自分で刀か剣か短剣か拳かそういうのを選んで戦闘訓練もするわ、それと入学は今日じゃないわよ。
まずは私の家で今日はゆっくりして明日は貴方の身体能力を私が見てそして明後日で入学って形ね」
「あ、はい、女を落とす方法か…てことは女の人の場合は男を落とす方法とかやってるんですか…?」
純粋に俺はそう思った。
「まあそうねまあ女の場合は必須ね、あーでも安心して頂戴私全て貴方に捧げる為に何も失ってないから♡」
蒼祈さんはそう言って俺の頬にキスをしてきた。
「な、なに、してるんでふか!?」
「あははは、こんな純粋な旦那を持てるって幸せねぇ」
もう蒼祈さんたら…俺はすっかり顔が赤いよもう…彼女すら居ないのにいきなり妻とか出来るし…
「もう蒼祈さん心臓に悪いですよ…」
「ついしたくなっちゃったの許してね♡」
俺は気付いてしまった、この顔を見ると俺は逆らえないのだと…
そして俺は気づいてしまった。
この人にやっぱり惚れているのだと一目惚れだろう。
そりゃこんな美人に一目惚れしない方がおかしいって思われるかもしれないけど…
会った時からまるでこの人が自分の運命の人とビビっと身体に衝撃が走ったんだよな。
「もうほんとに…そんな顔されたら許しかないじゃないですか」
龍は気付いていなかっただろうが龍と同様蒼祈もめちゃくちゃ顔が赤かったのはここだけの話だ。
2人ともめちゃくちゃピュアである!!
「あ、そろそろ着くよ私達が住む町に、
そう幻想の街「イリュジオン」に
ここで今日から私達は暮らすのよ」
「わー凄い!」
俺達は街に入っていたそこら辺を見ると獣人と思われる人がいたりエルフが至りドワーフと思われる人達も居るな!すげぇ!めちゃくちゃ興奮すっぞ!
まじで色々な人がいて飽きねぇぞこれそして街も日本とはまた違う良さがある!馬車まであるぞすげぇぇぇ
まじで興奮する。
「ははは、そこまで面白いのね良いわねぇ私も来た時はそんな反応だったわ、それとちょっと悪いけど家に着いたわよ」
そう蒼祈さんに言われたので前を見てみると二階建ての一軒家に着いていた。
「それじゃあ降りてね」
「分かったよ」
俺はワクワクドキドキな新婚生活(?)も堪能するしこの街を沢山楽しむぞ!
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