第15話橘目線

私はアリサとミカルドと冒険者2人という組み合わせになった


「今日はよろしくお願いしますね。ポジションは前衛」


「私も前衛です。」


「僕は土属性が得意です」


冒険者2人は顔を見合わせて笑いだした。


「なんだ、あの方の生徒というから身構えたのが間違えだった。私はルイーズでこっちのバカが

オリバー、よろしく」

男性の方も

「いつも無表情のやつがこんなに笑うなんて珍しい。よろしくな」


そして、表情が真面目になって

「で、一応プランは送られてきたけどこれで変更はないよな。」


「2層まで行くで間違いないわ」


そうするとオリバーが立ち上がりバックの中身を出し始めた


「全員、装備の確認とバックの中身を確認しよう。回復薬の本数が足りているかどうかなどを丁寧に調べてくれ。」


そして、確認すると大丈夫そうだったので


「よし、出発しよう」


ダンジョンに入ると調べた通り洞窟だった。


「オリバーさん、前衛で気をつけることはありますか?」


「魔法の邪魔をしない事だ。それが出来て次のことという感じだな」


即答されてしまい、もしかして自分の能力が生かされないのかと不安になる


「ただ、それは低ランクまでだ。それ以上は死角をどれだけ作ることが出来るか。例えば戦闘場所などを工夫する。モンスターも馬鹿じゃない。魔法が危険なのは知っているからな」


すると、前から人型モンスターの代表とも言えるゴブリンが出てきた


「三体です。魔法で後ろにいる奴をおねがい」

私はそう叫ぶとゴブリンの一体を切ると、

土弾が放たれ、ゴブリン三体は死んだ


魔石は取らないことにして1回休憩することにした


「ミカルド大丈夫?」

ミカルド以外モンスターを殺したことがあったため慣れていたが初めてだったのできつかったようだ


「うん、後少ししたら大丈夫そう」


ルイーズが面白そうに

「初めてはそんなもん。オリバーもビビってたし」


そんな楽しい談笑をしていた時にこれから起こることなんて想像もできなかった

───────────────────────

【元弥視点】

得意武器である刀を使わずに魔法を使っていた


「はぁ〜、敵が弱すぎる」

風魔法を放つと遠くから嫌な音が聞こえてきた。

それが何回も...


「そろそろ生徒たちも入ってくるようだし、実力を見るには丁度いい機会だし隠れていようかな。

ダニエル死体の処理は任せたよ」

そして、跡形もなく元弥は消えた

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