【詩】命の途中


風に揺れる葉が

地上に落ちた

まだ

命の途中


瞬間に

消えた命の輝きを

私は

忘れてしまったのか


静かな部屋の中

私は

しんの鼓動の存在を

忘れてしまったのか


つらいことの連続で

生きることを

忘れてしまったのか


本当はもっと

生きたいのだろう?


私は

あと何回呼吸ができるのか

太陽の輝きを

あと何回見ることができるのか


一度だけ与えられた

生命の神秘

私は残りの人生を

もう一度

歩み始める

あの日の青空を思い出しながら



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る