【詩】部屋


子供の頃から

かくれんぼの延長線上


父と母の喧嘩

飛び交う怒声

部屋の片隅に

膝を抱えて

怯えて


私は出来損ないだから

って

自分の体を

傷付けて


でも

それでも

何も変わるはずのない明日に

僅かな希望を願って

そう

誰かが

この部屋から

私を

この私を

見つけてくれると願って


もういいかい

もういいよ









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