【詩】白昼


なにもかもが嫌になって

酒に口をつける


酔いが回る頃

水底に沈む過去の記憶に出会う

これまでの嫌な人生が

私を傷つける


心のかさぶたは

まだ取れないまま

永遠に続くようなこの道に

私は立ち尽くしている


なにもかもが嫌になって

また酒に口をつける

酒瓶を逆さにし 飲みほす

水底の私の亡霊は

その姿を消した



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