心響く、その日まで。

茶らん

お昼寝

窓を開け、その近くで私は寝転がり、毛布をかける。


「お昼寝の時間よ。」


お昼ごはんを食べた後、私とママはお昼寝の時間になるの。


暖かくて、温かい日の光。

その光は私をいつも、眠りの中へと誘い込む。

涼しくて、爽やかな風

その風は私をいつも、穏やかな気持ちにしてくれる。


カーテンが風でふわりと浮く。


ママも私の毛布の中に入ってきた。


「きゃ!」

「ふふっ。さ、寝よっか。」

「うん!」


時間が流れていく。


静かな部屋。静かな空間。ママの寝顔。


次第に私も眠くなっていく。


この時間がどれだけ、幸せだったか。

この時間がどれだけ、嬉しかったか。

この時間がどれだけ、優しかったか。





もう二度と来ることない。

私の幼い頃の思い出。

あの小さな幸せの時間が、今では、大きな思い出になっていた。




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