心響く、その日まで。
茶らん
お昼寝
窓を開け、その近くで私は寝転がり、毛布をかける。
「お昼寝の時間よ。」
お昼ごはんを食べた後、私とママはお昼寝の時間になるの。
暖かくて、温かい日の光。
その光は私をいつも、眠りの中へと誘い込む。
涼しくて、爽やかな風
その風は私をいつも、穏やかな気持ちにしてくれる。
カーテンが風でふわりと浮く。
ママも私の毛布の中に入ってきた。
「きゃ!」
「ふふっ。さ、寝よっか。」
「うん!」
時間が流れていく。
静かな部屋。静かな空間。ママの寝顔。
次第に私も眠くなっていく。
この時間がどれだけ、幸せだったか。
この時間がどれだけ、嬉しかったか。
この時間がどれだけ、優しかったか。
もう二度と来ることない。
私の幼い頃の思い出。
あの小さな幸せの時間が、今では、大きな思い出になっていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます