想像力で無双しよう!

リルク

第1話 出てきた場所は海!!?

 こんにちは、こんばんは、はたまたおはようございます!


 僕の名前は[ハルト・アマツキ]

 …おっといけない、

 こっち風の挨拶でしたね。


 改めまして僕の名前は[天月 春翔]中学1年生


 異世界に転移した日本人です!

 …なんてテンプレな自己紹介なのだ

 名前が?なんだって?

 カッコいいだろ!!


 というわけでなぜ僕が転移したのか、

 皆さんに分かりやすく……え……長いって??

 ったく仕方ねえな。

 簡潔に言うとズバリ、


[午●の紅茶を優雅に飲んでいたら異世界転移]


 え、通り魔に刺されて死んだんじゃないのかって??

 そんなテンプレあってたまるか!!!!!  

 怖いわそんなの!


 んで女神が目の前に…というのもなく(ふざけんじゃねぇ)

 とまあソンな訳で異世界に転移しました、

 …どこに出てきたかって海!!!


 ふざけてるだろ!!

 はぁ!?異世界に飛ばされて出てきた場所が「海」!?


 ふざけるのも大概にしろよ!

 神だかなんだかしらんが会ったらぜってぇぶっ飛ばしてやる!


 気が付いたら周りが海でぼろっちぃいかだに乗せられる気持ちにもなってみろって…



 まあなんやかんやで筏の上から始まる異世界生活となりました。


 女神とのやり取り?それがなくて今苦労しているんだろうが!?


 …………………

 そして僕はふと思った

 …[異世界チートは??]

 皆さんも待ち望んでいたでしょう。


 さあラノベを見る限り「ステータスオープン」とか言えば出てくるんでしょう。


 そして唱えました。

「ステータスオープン」と

 …だが何も出てこねぇ!!


 ふざけんな~~~~~~


 そして何十回も「ステータスオープン」と叫んで

 声が枯れ始めたころ[ピロン]と音が鳴り出てきました

 そして喜んでいるのも束の間……

 次の瞬間目の前にこんな表示が出てきました。


「面白いのでずっと反応しないようにしてました。By女神」


 はああああああああ!?

 なんだそのくそみてぇな理由!?

 怒りつつステータスを見ているとこんな感じ


「天月 春翔」「ハルト・アマツキ」 LV 1

 HP 50/60 MP 0/0

 ATK 80 DEF 20 INT 120

 AGI 60 MEN 1


 スキル 

「想像=創造」「妄想が激しい」

「異世界人」


 称号 

「想像は創造の第一歩」「異世界人」 「女神に怒りを燃やす者」


「魔法つかえないの~~www」


 まあ百歩譲って異世界人ですから魔法使えないの当たり前ですよね。 


 でも「魔法つかえないの~~www」はないだろ!


 ていうか知力意外と高いな…まあそうかこれでも中学受験して合格してたからな!

 だが不登校だったがな!わははは…自慢することじゃねぇわ。


 じゃあ一つずつ見ていくか


 ATKまあまあかなDEF低くね?


 AGIこれも普通かなMENってなんだろう?ん?女神からなんか来た。


 何々?「MEN=メンタル」?豆腐みてぇなメンタルやんけ!?


 スキル見ていくか…


「想像=創造」

 自分が強く頭で思い込んだものが現実に出てくる。また、スキル想像も可能です。

 しかしMPをたくさん消費するので注意


「めっちゃ優秀やん」と思いましたマル


「妄想が激しい」

「想像=創造」に使うMPの量がなくなる


「最高です」やっぱいいね異世界


「異世界人」

 普通の人より経験値二倍


 え、まじで優秀なんだけど……

次称号見てくか、

わかんないのいっぱいあるし。


「想像は創造の第一歩」

 想像力アップ。LVが上がると新しい効果が増える。


 なんか「想像」特化じゃね?


「女神に怒りを燃やす者」

 女神を信仰しているものから敵視されやすくなる。 


 ちょいちょいちょい待ちなんだこれ??

 まじでいらん、まじでいらん……

 そして問題のこれ!


「魔法つかえないの~~www」

 消費MPが限りなく少なくなりLVが上がるごとにふえるMPが10倍になる。

 超すごいスキルです☆


 スキル説明に超すごいって入ってる…いや称号の名前のわりに称号の効果すげー

 というか想像か…

 試しになんか思い浮かべてみよう。

 水とか…ってえ?頭の上に水出てきたんだけど…

 待ってこれふってくるやつじゃ

 …「ザバーン」やっぱりかー

 期待を裏切ることがないな~まさかこれも想像のちから???〈違います〉

 生き残るための道具をだそう……そうだ!まずパンとかどうだろ


 例えばクリームパ……もう出てきた。じゃあ異世界で初めての飯頂きます。


「うま~~~~~~!」(クリームパンは好物)


 これを活用すれば異世界で生き残れるぞ!!

 ま、とりあえずこの力で異世界から日本へ戻る方法を探すか…



 少し自分の話を、しよう……

 ……俺は数々のライトノベルを見てきて思った……


「なぜ力を隠すのだろう?」


[この世界を征服するまで終われま10]……子供じみた考えだが……

 やってみたい……

 ……徳川さんが成し遂げた「天下統一」

 じゃあ俺は……「」か……

 やれるだけやってみよう……

 誰も俺の夢を邪魔することはない……


 この「異世界」で!!(なんで倒置法?)


 話変わるけどスキルも想像できるんだっけ。

 じゃあ…

 スキル想像 「水中呼吸」とか


 スキルが創造されました。

 称号「想像神の加護」を獲得しました


 できた!!!嘘だろ!?

これあれば最強じゃ…急に眠く………

 MP消費しないんじゃなかったっけ……

……そして僕は意識を手放した……


 神々の蒼穹そうきゅう……


「うーん異世界転生のシステムおかしくなったのかな?」


 女神がつぶやき始めました。


「容姿がそのままに転生なんて受け継がれることあるわけがないのに」


 女神は不思議と困惑にあたまを悩ませながらアカシックレコードを捜査していました。

(アカシックレコード……物事のすべての事象が記されているもの。

過去から未来までの理が記されている)


「記憶の……いやそれは考えすぎか…」



 異世界の海…

「うぅ……なんで「亜樹あき」ばかり……父さん……」


 海に唸り声が響く

「はぁ…いやな夢見たな」


 夢の内容なんて覚えてるわけないけどね。

 それで覚えたのかな??お、スキルで増えてる!

 なになに……「水中呼吸」水の中でも水から酸素を取り出し呼吸ができる

 スキル説明の意味なくね!?そうだよね!?

 というかスキル想像はMP消費するんかい!

 だまされたわ……そうだ、身を守るために銃とか創っておくか。


 銃創造、よし……できた……

 じゃああとは望遠鏡とか?かな

 よし、望遠鏡想像……できた!

 さあて陸をさがそ…あった!!!!嘘だろ!?


まじか〜〜やったぜ!こんなに速く見つかるとは


 やったぜ!さあて上陸……あ!言語翻訳できるかな?念のため、、


 スキル想像 「全言語理解・翻訳」

 スキルの発動意思を確認。

 スキルが創造されました


 出来たぞ!!……あれ?今度は気を失わない??あ!!LV上がってる!

 ってえ? MPがめっちゃ上がってる


「天月 春翔」「ハルト・アマツキ」LV2

 HP 50/100 MP 490/500

 ATK 100 DEF 40 INT 140 MEN 2


 スキル新規

「全言語理解・翻訳」「水中呼吸」「被害妄想」

 称号新規「想像神の加護」

 まじか…いやMP上がりすぎだやっぱり

「魔法つかえないの~~www」が強すぎるマジで名前負けしすぎだろ!

「想像神の加護」ってなんだろう??


「想像神の加護」

 想像の神が唯一認めた人間に与える称号。

 消費MP軽減とパッシブスキル「被害妄想」を習得。

 使用者が考えた通りにアカシックレコードが改変される。


 待て待て待て待て待て待て待て待て!?つまり俺が考えた通りに

 未来が変わるってこと??最強じゃねぇか!でもこういうのは裏があるっていうし

 上陸したらOFFにしておこうっと


 あ!そしたらこのスキルで上陸するように波が動くとかやればいけるかも!!


 スキル発動「被害妄想」

「運よく波が陸に向かって流されて上陸できる」


 スキルの発動を確認しました。これよりアカシックレコードの改変を行います


 その頃…

 神々の蒼穹……

「え!?何が起こってるの?アカシックレコードが…改変されていく!!?」


 女神は今初めて予想外のことがおきてとても驚いていました

「アカシックレコードが改変されたなんてゼウスにしれたら…おわりだ!」


隠蔽魔法いんぺいまほうレベルMAX ばれるのは時間の問題だわ。あのくそ人間やってくれたわね」


 下を向きながら女神は怒髪天どはつてんつらぬく勢いで怒っていました


 異世界の砂浜

「はぁ…ひどい揺れだったな…はぁ…」


 あ、異世界によくある「鑑定」使えるようにしたくない???

 よし作ってやる!「想像=創造」発動!!


 スキル想像「鑑定」スキルの発動意思を確認。実行します。

 スキルが創造されました。


 よし!!なんか簡単だなぁ~~あとMP回復ポーションとかあるかな?

 まあ、そんなことできるわk


「想像=創造」を発動

 MP回復ポーションの数を指定してください。


 あ、冗談のつもりだったんだけど…まぁ出来たらそれはそれで俺の得になるから

 いいけど…個数か…いっぱい持てないからな…収納出来たら良かったんだけど…


「想像=創造」を発動

 「アイテムボックス」を自動的に創造します


 スーパースキル??


「鑑定をかけてみるか、」


 スーパースキル

 コモンスキルより上の性能のスキル

 ランクはコモン、スーパー、ハイパー、レア、エクストラとある


 へ~他のスキルも調べてみるか


「想像=創造」


 まてまていきなり知らんランク出てきた。「レジェンド」??

 そんなにすごかったんだ….


「妄想が激しい」エクストラ


 結構すごいな…もっとカッコよくしてやれよ名前


「鑑定」ハイパー


 安定のレア度だな…


「異世界人」???


 ???ってなんだよ。まぁそれくらいすごいってことかな


「全言語理解・翻訳」レア


 レア余裕で作れるってヤバすぎる


「水中呼吸」スーパー


 まぁ予想が当たったって感じかな。


「被害妄想」スーパーレジェンド


 スーパーレジェンドってやばすぎる…想像の神様ありがとう!!


 ってか結構レアなスキル持ってたんだな俺

 あ、そうだそうだ個数指定ね…上限って何個なんだろう?


「上限まで創る!」


 了解、砂浜に入りきらないことが確認されました

 アイテムボックスに移動させますか?


 そんなにいっぱいなのか…じゃあ「移動させる」


 了解、アイテムボックスに「MP回復ポーション(極上)99999個」移動させます

 一個試験用に使用者の手におきます。


 !?なんだって!約10万個だって!?多いよ~~ってリスクなしでこれは強い

 ちょっと鑑定してみるか…


 MP回復ポーション(極上)

 めちゃくちゃMPが回復するポーション。一個当たり1000回復できる


 性能優秀、生産簡単コスパの塊やな


「あの~すみません」


 !!いきなり茂みのほうから声が聞こえてきた

 日本語じゃないのに理解できる…パッシブスキル「全言語理解・翻訳」のおかげだな

 それにこの声女の人か??


「はいなんでしょう?」


「ここにどのようなご用件でいらしたんですか?」


 警戒しているような風に聞こえた。


「あのあなたは?」


 俺はその瞬間息をのんだ…なのだ!!


「私は獣人族のマリア=ヘントと申します。あなたは?」


「俺は人間の天月春翔といいます。異世界人です!」


 第一章「異世界転移で海の上?」おわり

 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る