ぬいぐるみのラーメン屋、その店名は、【ぬいぐるみ亭】

第1杯 開店準備

此所に、摩訶不思議な、ラーメン店が、誕生した。

それは、錬金術で生を与えられた、

ぬいぐるみが、人間と同じ食べ物をたべて、

飲み物を口にしたり睡眠も取ったり、声もでて、会話も出来る。

人と同じように動くのである、

しかも、人間と同じスピードで。

ただ、違う点を上げると、彼等は、ボディが布で中身が綿なのだ。

一見すると、布の為、コンロの火がぬいぐるみに火が移らないかと心配になる。

だが、彼等には、その心配は無用、何故なら彼らの布は普通の生地では無く。

錬金術製の特別製の素材で、出来ているため、ぬいぐるみ本体に火が移らない為、

それが原因で店が火災になることは無い、

ただし、コンロは、プロパンガスを使用している、その為、このお店の火災原因は、

電気の漏電か、ガスコンロによる火災が原因だ。

その為、この店では、厳重に火気の管理されていた。

それは、彼等は、錬金術製のぬいぐるみの為、見た目が普通の生地にみえる為、

他の人から見ると火災の心配が有るが、店の入口に注意書きの貼り紙が、張られていた。

もちろん、その貼り紙は、店内にも張っている。

そんな店に近づくサラリーマンが居た。

「おや、開店の花が、飾っているな～えっと？開店日は？今日オープンか、

店名は【ぬいぐるみ亭】なんか、変わっている店名だな、ん、入口に貼り紙？

何々、当店の注意書き？えっ～と、その1、【当店は、ぬいぐるみの店員が調理及び接客及び洗い場、清掃を実施しておりますが、衛生的には、問題御座いません、安心して、お食事をお楽しみ下さい】

その2、【当店は、ぬいぐるみによる接客時、食器を持つ手は、ぬいぐるみの手をしていますが、彼らの手は、錬金術製の特別製で、出来ているため、丸みを帯びていますが、食器等を落とす事は有りません、その理由は、錬金術製の特別製である手は、あらゆる物を完全につかみ、自分の意思で放す事が出来ますので、安心して、

ハラハラをお楽しみ下さい】

その3、【当店の許可の無いSNSや写真撮影は、おやめ下さい】

その4、【当店は、敷地内及び店内は、全面禁煙です】以上を厳重にお守り下さい

その5、【この張り紙は、写真撮影して、SNSにupして下さい】」

サラリーマンが、ラーメンぬいぐるみ亭の入口に張られていた、

注意書きを見て写真撮影をして、店内に入って行った。