競馬の休日
休日になると
祖父は自室に引きこもり
パソコンの前に座ったり
居間のテレビをつけたりして
競馬に明け暮れていた
祖母はおらず
わたしは隣の部屋で
退屈を紛らわせていた
面白い馬の名前があると
笑いながら教えてくれたが
馬の名前に興味はなかったので
話半分に聞いていた
負けると「全然あかんわ」と笑っていた
そうこうしているうちに
祖母が帰宅して 夕飯になる
競馬のエッセイを読みながら
思い返していたこと
馬が走るのを見て
なにが面白いんだろうと思っていたけど
馬にもドラマがあるのだと知った
わたしも賭け事をしてみたいと思う
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