群青
夜になり始めた空の
下の方、おもちゃみたいな星ひとつ
反対側の空 椋鳥が飛んでいく
わたしは歩いている
小さな裏切りが積み重なる
どうにもならない亀裂を無視する
お誕生日の人におめでとうを言う
本当にめでたいのかを考えることなく
うるさい音楽が聴きたくなる
おもちゃみたいに輝く
あかるい星をひとつ見ながら
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