寂しさ


 もし神が存在するならば、いっさいは神に従属しているのであり、ぼくらは神の意志に反してはなにもできない。もし神が存在しなければ、いっさいはぼくら自身に従属している。神を殺すことは自分が神になることだ。


 といま読んでいる本に書いてあり

 その通りだと思い

 そして

 自分には難しいと知る


 人間であれ

 あなた自身の光であれ

 

 誰しも捨てた道があるだろう

 たとえば人間へと至る道など

 

 人間にはなれない

 光は他にあるから

 

 ただ一抹のさみしさを感じるだけ

 信仰なんて知らずに

 生きてみたかったと

 ほんの少し思うだけ


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