海の見える町


あなたの記憶と


わたしの記憶を

リンクさせましょう


そうすればわたしは

海のある生活を知ることができ

潮風の匂いを懐かしむことができる


一方であなたは

わたしがどうして悩んでいるのか

なぜいつまでも

苦しみから逃れられないのか

知ることができるでしょう


記憶の隔たりが

あなたとわたしを分けてしまうなら

いつでもリンクさせましょう


わたしの宝物を

あなたの宝物を

すべてひとつの

地球のタンクに預けましょう


もう孤独には 陥らないように


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