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目次
ようこそ美しい世界へ
きみは清らか
温かいものも幸福なものも
全て脱ぎ捨ててきた
その瞳が映すのは未来だけ
世界を生き抜く強さを感じる
ヒヨコも人間も
赤子はどうして
こうも強気なんだろう
反して 草臥れた私たち
いつも終焉を夢見ている
きみが今しがた抜け出したばかりの
卵のなかに還ることを
幸福しか存在しなかった
温かい光のなかへ還ることを
しかし知っている まだかえれない
まだ誰も 迎えてはくれない
馬鹿にはしないで下さいな
ヒヨコたちへ
私たちは通過点なのだと
分かる日がきっとくるから
きみが眩しい
きみの叫ぶ声が心地よい
生きている音がするって
このことだね
一緒に燃やし尽くそう
わたしたちの命
きみとともに
未練もなく灰になる
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