朝とのチャット


 田舎なのか都会なのかまこと微妙な

 中途半端なこの町に

 明朝の鳥の囀りが響いている

 空には雲が立ち込めている

 新鮮な風が吹くと

 露の匂いがする

 頬が緩む

 景色は蒼い

 街灯は消えない

 でもそろそろ朝がくる

 夜バイバイ

 また今夜ね

 向かいの民家に明かりが灯る

 

 朝と夜の狭間にいたかったから

 頑張って 起きていただけ

 でも少しだけ休もうかな

 今日も一日が始まるなんて

 ああぞっとするよ

 わたしは生まれたての

 きみがすき


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