第2の文書
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驚くべき情報が入った。
組織のトップ及び幹部は紛れもなく人間である。
組織を統治している人間を、コードネーム:ハヤシユタカ=(以下便宜上王と記す)と呼ぶ。
Pと呼ばれる事例も多数確認されたが、意味は謎である(何らかの頭文字だと考えられる)
また、幹部は二つ名が与えられる。(おそらく、梟によって名づけられている。)以下は幹部のごく一部である。他にも多数確認されるが、詳細は不明である。
・文房具王になり損ねた女(コードネーム:オカザキ)
・文房具の仕入れの全権を握る男(コードネーム:マニタ)
・頼れる姉御主任(コードネーム:オオヒラ)
補足:
オカザキに関して、二つ名に王という字が入っているが、なり損ねているため、組織の王とは区別される。
文房具王(何の称号かは今のところ不明)の名の元に行われた血戦において、敗北したと考えられる。テレビ番組における企画という説もあるが、真相は定かではない。
マニタに関して、一定の時間帯において有隣堂傘下の飲食店での皿洗いの報告多数。しかし、マニタは幹部であるため、虚偽の情報として考えてよいだろう。だが、かなり多くの数の報告が寄せられるため、調べてみる価値はあるかもしれない。
オオヒラに関して、ブックカバーを折る速度、丁寧さともに有隣堂で右に出るものはいないとされる。報告された動画によればかまぼこの板を装備し、ブックカバーを折るとされるが、実際に見たものはいない。
二つ名は確認されていないが、以下の人物は幹部の可能性有。
・梟の背後に佇む黒ずくめの男=(以下便宜上黒子と記す。)
・郁さん(広報部の女性)
補足:
黒子に関して、彼の正体は常に同一人物であるかは不明であるが、広報部の人間という情報有。彼は組織が危機に陥った時に声を上げるとされる。(梟の証言による)
郁さんに関して、基本的に梟の隣に鎮座しているため、相当な権力者なのではないかと考えられるが、真相は不明である。
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