6月のある日、コンクリートの庭に、うんちが1本。。。

もしかして、あの黒猫さんの？

くりかのこ、うちにも来ているのかい？

隣の家に来ているらしいから、うちも通るかな。

でも、土の上じゃなくて、コンクリートの上にうんち。猫さんするのかな？

ガーデンニングをしているお宅とは、反対側の方だし。

また6月のある日。

今度は、ガーデニングをしているお宅側にうんちが一本。

うんちがしてあった日にちは、メモに書いていなかったけれど、確かに、あの黒猫に次に会う前に、庭でうんちを2回片付けた記憶がある。

小さくて細くて、でも、鳥のうんちではない。哺乳類のうんちだ。

今思えば、あの黒猫のうんちだったんだと思う。

隣の家には来ていたようだし、4月から毎日散歩して、今まで猫に遭遇したのは、あの黒猫を見た一度きり。それから6月まであの黒猫も、他の猫もみかけたことがなかったから。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい