異世界転生できなかったけど、労災認定された話

新高

労 災 認 定 !

 昨年車に轢かれて全治三ヶ月となり、その時の叫びと、その後の労災申請でのグダグダっぷりを叫んでおりましたご無沙汰しております。今回三度目の雄叫びです無事に労災認定されましたー!!!!!!!やったーーーーーー!!!!!しかも二回目の叫びを上げてわりとすぐでした!ありがとうございます本当に嬉しい!!


 そんなわけで、労災認定された時ってどんななの? というのと、その後どんな風に生きてるの? という叫びです。


※これはあくまで「私」個人の状況なので、状況が違うとその分違いもあるかと思います。あくまで一例として読んでいただけますればー!





 労災が認定されて、給付金が振り込まれる時は事前に認定通知書が届きます。

 ネットで検索した時も、労基で説明を受けた時もそんな風に言われていたんですが、ある日突然なんの前触れも無く振り込みされていましたビックリだよ! わりと大きな額だったから三度見したし真っ先に頭に浮かんだのは「誤入金」て三文字だったよ!!


 振込先の「ロウドウキジュンキョク」という文字の圧ですよ突然これとかマジびびる。


 運が良いのか悪いのか、確認したのが金曜日の夕方過ぎだったので労基に電話を掛けても通じる時間では無かったので、週明けすぐに電話、を、する前に今度は厚生労働省から葉書が届きました。


【休業(補償)給付・複数事業労働者休業給付  支給決定通知】


 そんな書かれた文章の下にある、支給決定金額です「保険給付額」(賃金の分ですね)と「特別支給金額」(給与の二割分支給される、賃金の補償とは別の分です)

算定基礎はこんなですよ、とか色々あって、支払金額が書かれています。この中身に不服がある時は、葉書に記載された労基に照会してください★とありますので、もし不服がある時はレッツゴー・労基へ電話です。

 

 私は金額には全く不服など無く(むしろ思っていた以上に多かった)、しかしながらどうしようもない疑問点があったので電話しました。

 届いた通知の葉書は二枚。つまり二ヶ月分の支給。補償の期間が車に轢かれた月、そして間が空いての翌々月。


 何故に間が……? というので電話しましたらまさかの担当者が出張で不在。そしてその疑問などについては担当で無ければ分からない、というので後日連絡待ち。

 としていたのに、どうやら夕方に帰って来たっぽい担当の方からソッコーで電話がありました。結論としてはあちらの手続き上の問題であり、私が提出した書類に不備があったわけではなく、可能な限り早めに振り込みできるようにします、と落ち着きました。


 間の空いた分も一週間後くらいには振り込みされまして、年末年始心がしぬる、となっていた金銭面での不安が一気に解消されましたばんざーーーーーーい!!!!!!もう、ほんとうに、この時までのメンタルは過去一やばかったですよ!!

 それでも(前の時にも書いていますが)私はオタクなので、逃避のツールがいくつもあるから(本読んだり漫画読んだり自分で話書いたり)なんとか乗り切れましたが、これは逃避のツールが少ない人だと病む。そら、病むよ!! と。それ程までに不安に押し潰される金銭問題。ちゃんと貯金しておきなさいよとかそういった正論もありますがそんな問題じゃない。ってか一月に振り込みされるまでの数ヶ月ほぼ無給ですよ死ぬわ! 心が!!


 おまけに年末に申請した時に言われた「支給されるまで三ヶ月くらいかかる」という言葉がですよ。そう! 労基で受け付けしてくれた担当の人! あなたそんな言ってたじゃない!!(本気で異世界転生狙ってトラックに飛び込むか、てなったわ!)

 それもあったから年明けてもずっと不安がありました(友人達のおかげでなんとか病まずに済んでただけ)

 なのに申請してからほぼ一ヶ月で振り込みされていたのでこちとら渾身のファーーーーーーーー!! ですよファーーーーーーーーーーー!!!!!!!




 詳しくは前回の「労災申請RTA」で書いているのですが、私を轢いた人が書類を書いてくれない事には労災保険の支給がされないんですよ。くっっっっっっそ面倒な書類を加害者が書かなきゃなんですよ。私だったら絶対書きたくねえええええええ!! ってなるやつです(自分にとって嫌な記憶を呼び起こしながら書く書類とか辛すぎる)

 なのに、私が労基に書類を出してからこれだけ早い期間で支給されたという事は、轢いた人が最速で書類を書いて返送してくれたからに他ならぬわけです。



 めっっっちゃ良い人……いや、そもそもあなたが私を轢かなければお互いこんな面倒・極な状態にはなってないんだけどそれでも良い人だ……!!


 思わず拝む勢いです。そもそも、轢いた瞬間車から降りて、即「警察呼びますね!」って警察呼んでくれて(私は転がってた)(笑)救急車が来るまで横で「すみません」「大丈夫ですか」って声かけてくれて、病院にも来てくれたし保険屋さん経由で改めて詫びを、と本当に丁寧に対応してくれた人でした良い人!! 


 知人の話で、とんでもねえクズに轢かれた話なども聞いたりしていたので、そんな人じゃなくて本当に良かったと思いました。でも轢かないのが一番だけどな!!



 何が言いたいかって、こんなにも誠意を持って対応してくれたって事は普通にちゃんとしていた方なんだろうなと。でもそんな人でもちょっとした判断ミスでこんな事になってしまうという話です。

 今はちょうど卒業シーズンで、これから進学・就職で車の運転を始める方も多いことかと思います。

 ちょっとしたミスであなた自身、そして相手の人生を大きく変えることになります。私は幸いにも足の怪我だけで済み、上半身はほぼ無傷で済みましたが、地面に倒れていた時は縁石が顔のスレスレにありました。一歩間違えていたら頭ぶつけてたし、ぶつかられたスピードがもう少しだけ速かったり、大きい車だったらボンネットに乗って数メートル先で落ちるか引っ掛かって引き摺られていたかもしれません(これは警察署で実際言われた)


 車は本当に便利な道具ですが簡単に凶器にもなります。くれぐれも! 運転には!! お気を付けて!!!!!!(とにかく横断歩道に右折・左折で侵入する時は気を付けて! あと横断歩道で歩行者がいる時は止まれ!! 止まるんだ!! 突っ込んでくるんじゃない!)


 あなたのドライブ生活が楽しいものでありますよう祈ってます。





 話が逸れましたが労災認定されたその後ですが。

 その後は新しく月を迎えるごとに、前の月の休業給付の申請書をまずは通っている病院に提出します。先生からの証明をもらってから、今度はそれを郵送(所轄によっては郵送不可の場合もあるかもしれないので、まずは確認してみてください)

 最初の振り込みがされるまでに数ヶ月かかりますが、二回目以降はかなり早いです。私の場合は今のところ週頭に届くように発送すれば、その週の終わりには振り込みされています。厚生労働省からの振り込み通知書はその都度届くので、きちんと保管しておくと良いかと思います。

 それと、もし郵送する時は不着の危険性を考えて「特定記録郵便」として送っています。追跡番号が付くので、配達完了の確認が自分でもできます(これは私が自分でやっているだけなので、特に推奨するものではありません)


 休業給付の申請書が届かない限り、労災保険は振り込みされないのでとにもかくにも迅速に! 別にいつでもいいし、な方はごゆっくりどうぞ、ですが私はそんな余裕ないので月が変わるとすぐ病院に出しています。病院側もすぐに返してくれる時もあれば、一週間ほどかかる場合もあるので可能な限り早めにお願いした方が良いかと。



 今はリハビリに通いながら病院に申請書を出し、それを労基に送るという生活をしています。

 松葉杖が取れたのが去年の末で、それからもう三ヶ月、されど三ヶ月。だいぶ骨折・ひび・骨挫傷の痛みはマシになってきましたが、先月は二日続けて外出していると三日目は足の痛みと全身のしんどさで一日寝たきり。四日目もぐったりで、足の痛みは二週間くらいきついままでした。

 今月に入ってからはそれでもマシになり、三日続けて外出できるようになりました(そして四日目に足の痛みとしんどさに襲われるという、二月の状態が一日ズレただけ)

 さらに、これは完全に失念していたんですがかなり体力が落ちてました。足の痛みがマシになっても、身体がしんどすぎて動けないという日が続きます。そりゃ丸三ヶ月ほぼ引きこもりだし、外に出てもリハビリで半日ちょろっと出るだけですものー!! 動いてねえものー!! 体力も落ちるわー!!!!!


 ですので、車に轢かれて全治三ヶ月★なんて事になった時は、動ける様になってきてからの地道な体力作りをお薦めします。ラジオ体操から始めるのがよいみたいです。ラジオ体操すげえ。




 なんともだらっとした叫びになりましたが、今後もし万が一こんな目に遭ってしまった時に、少しでも思い出していただけたら私も車に轢かれたかいがあったと思います。



 轢かれないのが一番ですけどね!!!!!!!!

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