仕事をクビになった日にケルベロスを拾った。〜食費を稼ぐために配信者になったらバズりが止まりません〜
かなたろー
第1話 青年、会社をクビになる。
「
午後5時、ダンジョン整備の仕事をしている俺は、仕事あがりに現場監督の
「そ、そんな、突然ですか?」
「本社から人員削減を求められてさー。お前、なんか残業ばっかだろ? ぶっちゃけ足手まといなんだよw」
「……はい、わかりました」
俺は、いそいそと自分の荷物をかたずけると、あらためて
「今まで御世話になりました」
「悪いねーw なにせ本社からの要請なんでw で、これからどうすんだよw」
「田舎に帰って、実家の農家でもつごうかと」
「うはw いまどき農業ww」
「まあ、ほそぼそと頑張ります」
俺が答えると、
「そうだ! せっかくだから、農業配信やればいいんじゃねーの? スローライフってやつww」
「はあ、考えておきます」
「ワンチャン、収益化できるかもしんねーしww」
「アドバイスありがとうございます」
俺は、薄ら笑いを浮かべ続ける
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます