どこまでボケるの、ブッコローくん
坂本 光陽
第1話 備忘録
高校2年の一学期、ブッコローくんの隣の席になり、ごく自然に言葉を交わすようになった。
噂には聞いていたけど、ブッコローくんはとても変わっていた。彼のようなタイプは初めてだ。これまで見たことも聞いたこともない。彼から目が離せなくなり、いつのまにか、すっかり彼のペースに巻き込まれていた。
ブッコローくんの言動は、とにかくユニークである。いつだって意表を突かれるし、まったくの予測不能。しかも、そのほとんどが支離滅裂なのだ。私は呆れたり、驚かされたり、時々、感心させられたり……。
ああ、こんな言い方では全然つたわらない。私のメモ書き程度の備忘録から抜き出してみよう。
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