第9話 教科書は基本

次男が受験した公立高校の偏差値は60である。その高校が不合格であったということは息子の偏差値は60以下ということである。それでも東京工業大学に合格することができたのだからやればできるのだ。

なにしろ私はすべてが初めての経験で、高校に通わない息子に大学受験の勉強を何からどのように勉強をすればよいのか分からなかった。

長男は高校3年生で受験生であったので、長男にまずは相談。

『高校の授業で使う教科書を使って勉強をすればいいと思う。それも全ての教科ではなく受験に必要な教科だけでいいんじゃない。』と


教科書を使って学習していくこととなったが、長男の使用している教科書を共有するのではなく自分の教科書が欲しいと次男は言ってきた。本屋に買いに行くが教科書は売っているわけがありません。もちろん都道府県教育委員会からは何一つ中卒の息子に連絡はなく、残念ながら公立高校の教科書の配布もされなかった。

仕方なくインターネットで古本の教科書を買うことにしました。

教科書は勉強をするにあたり基本中の基本なので何らかの事情で学校に行けない子供たちにせめて希望者には教科書の配布もしくは購入できるようにしてほしかった。資料集や問題集などは参考書を買うことで補うこととした。


中間テストや期末テストなどの確認テストは勿論息子にはありません。なので自分がどの程度できるのかを知るためにベネッセと駿台模試・河合模試を定期的に受け実力を把握していました。







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